映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主


Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« 熊本地方の地震(2016、4月) | トップページ | クーデター(2015) »

2016年4月23日

クール・ランニング(1993)

Buenavista

- 印象は強くない -

ジャマイカの短距離走走者が冬季五輪を目指せってなことで、急遽ボブスレー選手を目指すお話。2月23日、衛生放送で鑑賞。

実話を元にした映画だと、当時から宣伝されて知っていた。断片的に鑑賞したこともあったが、演技が少々わざとらしく、いわば鑑賞に堪えないので興味を維持できないという理由により、最後まで観れなかった。もっと色っぽい作品を観たい時期だった点も影響したかも。

今の劇場主は枯れはててしまったので、くだらないギャグでも笑ってあげられる。この作品の演技は素人くさくて、テレビドラマの新人俳優がやるようなテンポの外れた、鑑賞に覚悟がいるタイプのものだった。

セクシーなシーンがない。恋人と観るのは、あんまり勧められないように思う。でも子供達だけで観るなら、かなり楽しい映画になるかもしれない。

もう少し何かのエピソードが加わって、選手達の人間性に何か共感できる要素があったら、もっと作品の重みが出たかも知れない。コメディはそのままでも良いから、母親や兄弟への想い、故郷を想う強い感情が観客に伝われば、健闘がただの健闘ではなくなる。

短距離走で誰かに倒される場合は、普通に考えると前を走る人間が倒れた時だけだろう。先頭を行く人間は、後から引っ張られるような、無茶な倒され方をしないかぎり、無事に走り抜けると思う。設定に問題があった。

また、演じていた俳優達がランナーのような体型ではなかった。明らかにコメディ俳優、しかも米国育ちの二流~三流の演技力の持ち主としか見えない。これではいけない。せめて演技力だけは一流を選んで、大真面目に努力する様を見せて欲しかった。逆に体だけは立派で、体力ありそうな雰囲気が感じられるだけでも良かった。

全然笑わないコメディ映画だって良いと思う。笑顔を見せないで必死にトレーニングをするのだが、他者から見れば笑いの対象でしかない、そこを狙って体力充分の兵隊みたいな連中を連れてきてカメラに収め、コメディの部分は本職の演技に任せれば良かったのだ。

注目を浴びた事実を元に、万人受けする映画を作ろうという企画のコンセプトは正しかった。この作品はかなりのヒットもしている。でも、後々まで人に強い感動を残す作品にはなっていないと感じる。

もっとギャグ満載であっても良い。体力バカのド素人役者が出演していても良かった。彼らの純粋な感情が感じられれば、きっと印象はもっと強くなっていたはずなんだ。

 

« 熊本地方の地震(2016、4月) | トップページ | クーデター(2015) »

無料ブログはココログ