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2016年4月29日

007 ドクター・ノオ(1962)

Ua

- 中国系メーキャップ -

ロケット計画を妨害する施設を探る007は、ジャマイカの島を所有する富豪が怪しいとにらみ、乗り込むが・・・

・・・2月7日、衛星放送で鑑賞。いちど観ていたはずなんだが、断片的にしか記憶がないので、おそらく当直の途中で寸断された鑑賞だったに違いない。じっくり観てみると、古さは感じるものの、単純に面白い。

ドクター・ノオとなっているが、ノウかノーのほうが近いように思う。何か権利上の問題があってノオとしたのか?

ショーン・コネリーが非常に若々しく、細身なのが印象的。劇場主には後年、彼がもっと太った時のイメージがあったので、少し頼りなさそうな印象さえ感じた。格闘シーンでも敵をバッタバタと圧倒するわけではない。でも、それでかえってリアルさを保てていた。

スパイがやりそうな細かい作業も描かれていて、後年のボンドとはキャラクターが微妙に違う。泊まる部屋はちゃんと盗聴器等がないか確認しているし、糸を使って侵入者の存在を知ったり、芸が細かい点に好感を持った。プロに対する敬意に近いものを感じる。

殺しのプロを描くのだから、細かい点を描写することは意味がある。神経質なように見える作業でも、プロなら当然こなしているだろう。そこを描いた点が、仕事の性質を表現してリアルさにつながり、成功のひとつの要因にもなったかもしれない。

もちろんショーン・コネリーの見た目や声も大事だった。ギャンブルを余裕たっぷりに楽しむ様が格好良い。また、特に日本語の声優は本当に素晴らしい。その後の俳優達に合わせて、日本の声優も替ってきたが、だんだん軽めになっていく印象がある。今後、ダニエル・クレイグの後は、どんな声になるのだろうか?楽しみでもある。

原作に近い本来の主人公は、この作品や「ロシアより愛をこめて」の姿がイメージとして近いように思う。敵のほうが結構強い。秘密兵器などの助けを借りて、やっとの思いで生きながらえた・・・そんな流れがある。それで良かったのだと思う。

火を吐く乗り物が登場していたが、あれは今日の感覚では笑ってしまう。あんなのがやってきたら、逃げれば良いのである。小回りが効きそうな車ではなかった。あれは省略して、腕力のある敵にでも登場して欲しかった。

ドクター・ノオは中国人という設定らしい。妙なメーキャップだった。東洋系の役者に演じてもらえば良かったと思うのだが・・・

 

 

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