映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« 満州暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦(2015) | トップページ | 博士と彼女のセオリー(2014) »

2016年1月10日

ターミネーター:新起動/ジェネシス(2015)

Paramount

- 安っぽく -

時空を越えて殺人機械集団と戦う人類だが、機械側も人類の首領を襲い、歴史を変えようとしてくる。互いの駆け引き、攻防を描いた作品。シリーズ第5作。

・・・・DVDで鑑賞。劇場で鑑賞したのは最初の二作だけだったろうか?最初の作品でのターミネーターのしぶとさや、第二作の形状記憶金属のインパクトは凄かった。

この作品の特徴は、老ターミネーターのシュワヌゼネッガーが復帰して、長時間人類と一緒に戦っていること。ヒロインのサラ・コナー役が、代替わりしてカワイ子ちゃん女優になっていたこと。それに今回のストーリー展開により、今後は今までの作品のストーリーが自由に変えられ、こじつけのような解説で納得させられるという流れも特異な点。

だんだん安っぽくなっている印象がある。液体金属の敵の役がなぜかイ・ビョンホンに変わっていたが、あまり意味のある変化ではなかったと思う。分子レベルで人を機械化するという話も、他のSF映画やゾンビ映画から拝借したもので、リアルさは損なわれる。あまり進化しすぎないほうが、かえってリアルになったのでは?

ヒーロー役は、ダイハードでも戦士役を演じていた俳優。たくましいが、特に強い印象を感じる俳優とは感じない。他にたくさん個性的な役者はいると思う。シュワルゼネッガーに注目が集まっても仕方ないので、他のタレントが欲しいと思った。

ヒロイン役はエミリア・クラークという女優だそうで、非常に可愛らしい。日本人にも似たような顔の娘がいそうな気がするので、人種を越えて受け入れられる魅力を感じた。でも、戦士の役柄には合致しておらず、キャスティングが成功していたのか疑問。恋愛映画、コメディに向きそうな女優さんのように思う。

第一作の冒頭シーンが繰り返されていて、CGも使ったのだろう、上手く再現しつつ、新しい展開に向かわせていた。その技術には感嘆した。

この作品が子供に良い影響を与えるとは到底思えない。それなりに楽しんでくれそうには思うが、一級品のSFアクション映画とは言えないように思う。凄くグロテスクなシーンが多いわけではないので、いちおう家族で楽しむことも可能とは思うけど。

このシリーズは、もはやストーリーに関しての一貫性が必要なくなった。敵のターミネーターの能力も、自由自在になりつつある。次回作では、小さな粒子に分裂したり集合したり、壁をすり抜けたりの超能力が可能になるかも知れない。マトリックス・シリーズと混同し、そしてどんどん安っぽくなりそうな、そんな印象を持った。

 

 

 

« 満州暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦(2015) | トップページ | 博士と彼女のセオリー(2014) »