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2015年9月25日

エグゼクティヴ・デシジョン(1996)

Warnerbros

- 後年のテロを・・・ -

北アフリカのテロリストを逮捕した米国に対し、テロ集団は化学兵器とハイジャックを使って反撃に出る。対する米軍は、特殊部隊を突入させるが、作戦は失敗し、旅客機ごと爆破するしかないと決断が・・・・

・・・・衛星劇場で鑑賞。この作品は、確か二回目の鑑賞ではなかったかと思うが、それでも退屈しなかった。単純に面白い。

珍しい映画だった。スティーブン・セガールが出演する作品は、必ずセガールが無茶苦茶な活躍をしていた。非現実的で、一方的な戦いぶりを見せることが約束。この作品は、その大事な約束を破っていた。そして、それが結果として良かった。よくセガールが納得したものだ。

この作品は銃撃戦、血まみれのシーンもあるので、小さい子には向いていないと思う。普通の若者達なら、何の問題もない作品であるような気はするが、イスラム圏が起こす事件が年々変わっているので、場合によっては放映禁止にすべき時期も今後ありうる。この作品が、後年のテロのアイディアを生んだ可能性もある。

面白かった理由は、展開が複雑で形勢の逆転を繰り返したからではないか?爆弾処理の過程が特にそうで、上手くいったり、落とし穴があったり、複雑になるように工夫されていた。

いっぽうで適当すぎる部分も感じた。戦いの後、隊員達が急に元気になっているなど、普通では考えられない。事件の報告もそこそこに、乗務員のヒロインがさっそくデートに行くようでは、事故の検証ができないだろうが!

若いハル・ベリーが出演していて、非常に痩せて頬がこけている。この数年後にはメジャーな女優になったはずだが、この当時は良き脇役だった。この作品も出世作になったかも知れない。緊迫した表情が上手かったし、充分に色気もあった。

主役はカート・ラッセルだった。このキャスティングの意味、選択の正しさは劇場主には分からない。この役柄は、ちょうどジャック・ライアンシリーズの主人公のキャラクターだと思う。腕力勝負のタフネスではなく、素人だがクレバーなタフ。そして二枚目。カート氏は、ちょっと意外な印象。

主役にもっと魅力が感じられるように、たとえばダンディな女好きで、女性にはだらしない人物、複数の恋人ともめているなど、女たらしの個性を際立たせるエピソードがあっても良くなかったか?

あるいは無類の賭け事好き。ギャンブルで酷い借金を背負い、個人的には破産の危機にあるなど、破綻的などん底の状態にあったほうが、最後の盛り上がり方が違うと思う。

 

 

 

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