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2014年11月27日

ドン・ジョン(2013)

Rerativitymed

- 過剰な演出なし -

モテ男でありながらポルノ中毒の若者が主人公。彼は絶世の美女と知り合い恋仲になるが、ポルノから縁を切ることを条件にされる。彼の苦難が始まった・・・

・・・DVDで鑑賞。面白い話だった。 自作自演の映画だと、多くは目立ちすぎたりの過剰な部分が気になってしまうことが多いが、この作品には節度が感じられた。単純そうな主人公のキャラクターに助けられた面もあったかも知れないし、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの外見も良かったのかもしれない。もっとイケメンの俳優だったら、キザ過ぎる話になる。

ジョセフ・ゴードン=レヴィットは、もともとは細身で脇役の役回りが似合うイメージ。でも、この作品ではボディビルに精を出したようで、イタリア系のマッチョな労働者をリアルに、しかも滑稽に演じきっていた。歩き方からして実によく考えていたようだ。アイディアも監督業もこなしてしまうとは、芸歴が長い点も有利に働いたとは思うが、非常にセンスが良いことを表しているのだろう。

ヒロイン役、絶世の美女のスカーレット・ヨハンソンは、当世流行のモデル体型ではないが、お色気が素晴らしかった。役柄から言えば一種の悪役、性格のきつい独善的な女でもあるのだが、見た目の魅力が凄いので、嫌悪感を感じさせずに性格を表現していて見事だった。 ちょっと前だったら、この役のオファーは、まずアンジェリーナ・ジョリーに行ったのではないかと思う。彼女は今でも非常にセクシーだが、未婚の娘を演じる齢ではない。さすがのハリウッド美女も、年齢や外見の変化、自分のイメージの状況を考えながら出演作を選んでいかざるを得ないはず。ヨハンソン嬢の天下も、残念だがやがては確実に次の世代に委譲せざるをえなくなるのだろう。

ヨハンソン嬢も、もうすぐ30歳だそうだ。子役時代から有名だが、演技力よりも見た目の美しさ、存在感、お色気のほうが目立っている。今後もっと評価されるような名演をやらかすような予感はするのだが、タイムリミットも近づいている。

女性たちは自分の恋人がポルノ鑑賞をするのを、どう思うのだろうか?自分に満足できないのかと怒る感情と、性欲があることへの理解と、その時々のシチュエーションによって捉え方も違うだろう。でも自分と寝た直後にポルノを観られたら、普通は自分に不満なのかと怒るのでは?

ネットでのポルノ映画は観ていない。妙なサイトに誘導されるのは嫌だし、料金やウイルス、個人情報漏れなども怖いので、鑑賞は遠慮している。この映画の主人公は多数のサイトを見ていたようだが、無料だったのか気になった。

ポルノ業界の変化も凄いものがある。日活ポルノの劇場には何度も行ったが、うらびれて不潔な感じの独特の陰湿さが良くもあり、悲しくなるような悪い面もあり、のめり込むことも時間的に難しく、やがて足が遠のいてしまった。 裏ビデオが登場した時は、持っている友人宅に行って鑑賞会を開いてもらったりしたが、あれも一時のことだった。DVDが登場して画質が上がり、コピーも簡単になったかと思いきや、あまり観る間もなくネットの世界が始まり、どうやら通信で鑑賞するのが主流になっているようだ。でも、ノートパソコンの狭い画面で充分観れるのか?

数年前にPLAYBOY誌のDVDを通販で購入したら、その後も毎月のように他のビデオを宣伝する封書が来るので困っている。そうそう毎日ポルノ系のものを観てはおられない。おそらくネットでも似たような現象が起こるのではないか?「新しいポルノいかが?」と画面に絶えず出てくるようになったら、人格を疑われそう。

そんなことを怖れるようでは、けっして大きな人物にはなれないでしょうなあ。

 

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