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2014年10月19日

アダムズ・ファミリー(1991)

- 大事件はない -

魔女や怪人からなるアダムズ一家と、彼らの財産を狙う弁護士たちが戦う物語。弁護士達は、行方不明の兄弟のそっくりさんを使って、一家の財産乗っ取りを計画するが・・・・

・・・・DVDで鑑賞。クリスチーナ・リッチが気になって、彼女を初めて知った映画である、この作品を観てみる気になった。当時何歳だったのか、眼がすわったような表情が実に素晴らしい。彼女はその後、バッファロー’66の頃に凄い肥満体に変身していたが、存在感はどちらも素晴らしい。ただし、もしかすると本当に過食~拒食の食事に関する異常があるのかもしれない。

ただし、彼女の個性が中年以降も使えるだろうか?そんな企画がありうるのか、その点は気になる。不気味な中年女の役は、例えば魔女、犯罪者や、その家族のチョイ役くらいしか思いつかない。アンジェリーナ・ジョリー女史のような色気全開の魔女に対しては、やや分が悪いような気もする。

この作品は、大きな事件が起こっての大爆発、敵が極めて酷い目にあって大成功といった単純な展開にはなっていないように感じた。ハッピーエンドではあるが、大きなイベントを起こすような壮大さには欠けている。でも、家族の中の愛情に関して好感を抱かざるを得ないような描き方で、その点から考えると家族で楽しめる映画だと思う。少々古くなってきたが、特撮を売りにしているとは言えないので、充分に鑑賞に耐えられそうな気がする。

「ホーム・アローン」と似た印象。大事件はないが、敵が酷い目に遭う点が痛快だし、極端過ぎる個性の持ち主達が、強すぎる演技をやりあう。お約束に縛られた感じも受けるが、この作品で繊細な表情は場違いだ。お約束に従うべき。

特撮の中で、手だけが活躍する映像は面白い。この映画の売りだった。元々はテレビのスタッフが手だけ出してイタズラみたいなことをやっていたように思うが、映画の場合はCGを使って大活躍できていた。動きが面白い。

この映画の企画は、おそらく元々のテレビシリーズを見ていたファンが大勢いたから、映画化しても一定のヒットは確実だという計算が働いたに違いない。テレビドラマの雰囲気をより豪華に再現すれば、きっとファンは喜ぶだろうと、誰でも予想できる。そして、それに成功していると思う。

テレビドラマは少し覚えている。日曜日の昼頃に放送されていたような・・・「フライマン」や「農園天国」と同じ時間帯だったか?勘違いかも知れないが、フランケンも兄弟か叔父さんだったように理解していた。さらに、階段の下に何か大きな化け物がいて、時々階段を上げて登場させていたような気がするのだが、別の番組だったろうか?何度か出演者が異なるシリーズを観た記憶がある。

テレビでも色っぽいお母さん役はいた。不気味なメイクをした幼児の兄弟もいたように思う。結構無茶で残酷なことをやって、キモカワ路線の先駆けのようなキャラクターではなかったか?いつも玄関が中心になっていて、たぶんスタジオに玄関のセットとお部屋のセットがあって、交互に写していたのでは?

この作品のお父さん役はラウル・ジュリアで、急死してしまった関係で続編ができなくなったと報じられた記憶がある。「蜘蛛女のキス」で演じていたのとは全く異なる個性を、目玉をぎらつかせながら演じていたが、個性が充分に感じられる良い演技だった。

奥さん役も素晴らしい。不気味で迫力はあって、妙に色めかしい。適役だったと思う。演じていて楽しかったのではなかろうかと想像する。このシリーズのパート2はまだ観ていないので、そのうち鑑賞してみたい。

 

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