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2014年9月22日

グリフィン家のウェディングノート(2013)

Ponycanyon

- 御冥福を -

息子の結婚のために集まった家族。しかし、それぞれが難問を抱え、互いに足を引っ張り合う険悪なムード。でも、無事結婚式を済ませるため、協力することに・・・・

・・・この種の映画を何度観てきたことだろうか。あちらの人は、もめ事が渦巻く家族による軽喜劇が好きなんだろう。ただ、個人的な感覚では、ほとんどの作品がドタバタコメディでオーバーな演技が目につくし、お約束の涙のシーンも白々しい感じがして、それほど楽しめないことが多い。でも、この作品はわりと出来が良かった。

何が良かったのかというと全体のバランスだろうが、出演していた俳優の質が高かったこと、過剰にオーバーな演技を控えていたらしい様子、元々の脚本やストーリーの良さなどが揃ったからだろうか?単に有名な俳優が揃ったからか?

爆笑狙いのドタバタが比較的少なかったと思う。夫が二度ほど殴られるのは普通のコメディと同じだったが、あえて激しくやっていなかったし、義理の妹君が長男氏に迫るシーンも下品にはならない程度に抑えていたようだ。そこがつまらないと感じる人も多いかも。興行的にも惨敗したらしい。何が売りになるか、よく分からない企画だったような気もする。

どぎつくやるなら、とことんどぎつく。ドタバタなら徹底して無茶な乱闘騒ぎで笑うシーンを作らないと、客足に結びつかないものだろう。

この作品はスケベシーンや、際どいセリフが多いので、小さい子と観る作品ではないと思う。恋人と観るのは悪くないように思うが、ほとんどの場合は二度観たいと感じるほど面白くはないように思う。

大物俳優が多かった。ロビン・ウィリアムスが神父役で出演していたが、ほんの短時間に過ぎない。彼でなくても充分に勤まりそうな感じがしたが、何か友人関係での出演かも知れない。なんとなくだが、場違いな印象を受ける出演だった。

彼は極度の鬱病だったそうだ。今年のお盆前に自殺してしまったと報じられている。悲しげな表情で笑える役を演じていたのは、もしかすると本当の表情だったのかもしれない。コメディらしい嬉々とした表情は、「グッドモーニング・ベトナム」でディスクジョッキーをやったシーンくらいしか思いつかない。ほとんどは怒られている役柄が多かった。それが合っていたからだろう。

ロバート・デ・ニーロがだらしない夫の役をやっていたが、本来のキャラクターには全く合っていなかったと思う。意外性を狙ったのか、こちらも友人関係のせいなのか分からない。ただし、充分に上手く演じていた。面白い役柄だったとは感じなかったが、ホームコメディとして成立していた。

デ・ニーロの最近の出演の考え方が分からない。「アメリカン・ハッスル」のようなギャング役や刑事役を中心としながら、くだらないコメディにもかなり出ている。役柄を固定したくないという考えなのか、スケジュールが許す限り出演しようという考え方なのか、よく分からない。

悩める長女役はキャサリン・ハイグルで、こちらはいつもと同じような役柄で、彼女が最適と思えるキャスティングだった。見事で申し分のない彼女らしい演技。彼女のための作品だったと言えるかも。ただし、そんな彼女には私は少し飽きてきている。

妻と元妻の過去の経緯、隠された過去の出来事が最後に次々と明らかになるのは面白かった。でも、その場合は何か途中で設定を臭わせるのが普通だと思う。観客に対して何かのシーンが伏線であることを見せないと、最後に事実が明らかになった時に観客の納得を得にくい。納得がなければ、せっかくの事実公表も興奮度が下がるのが普通と思う。

コロンビアから養子をとるのは普通のことなんだろうか?コロンビア人の優秀な子供は、アメリカかイギリスあたりに行かないと未来が開けないのは確かだろう。有名俳優は確かに大勢の養子をとっていたりするから、そんな斡旋は相当あるのかも知れない。よほど余裕がないと難しいだろうけど。

私の場合は、自分の子供達でさえ満足に育てられないでいるので、養子をとるなど全く考えられない。仮に資産がもし今の倍あっても難しいだろう。10倍くらいあれば金銭的には可能かも知れないが、おそらく家政婦を雇わないと時間的に難しい。家内が家事をやりこなせないで子供にあたるので、せっかくの養子君の成長にも悪い。

池の傍に家を建てる・・・これも考えられない。泳げるほどの水質を保つためには、入水、排水がかなりしっかりないといけないだろうし、子供が溺れないための注意が必要で、衛生面と危険性の管理のことを考えると、普通なら遠慮したい。あちらの趣味が分からない。

 

 

 

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