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2014年6月12日

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996)

Joycepodelletc_3 - 感動はない -

兄弟二人組みの強盗がメキシコに逃げようとしている。途中で牧師家族を利用し、国境を越えようとするが・・・

・・・クウェンティン・タランティーノ監督が脚本を書いたらしい。よく考えついたものだと感心はするが、その趣味は、やはりゲテモノ、悪趣味の印象が強く、感動、満足といった映画に求める旧来の魅力とは違う、オタク好みの趣味を感じる。

兄弟の弟のキャラクターが傑作。女の子を見ると、相手が襲って欲しいと言っているように勝手に勘違いするなんて、ありえない異常なキャラクター。ところが、それが監督の風貌とマッチするので、この作品の中では成り立っている。

人質になった女性も殺してしまうような人間は、実際なら多数の人間を殺して、刑務所から出られないことが多いはずなんで、この作品のように兄を脱獄させるのは無理で、逆の設定のほうが良かったかも知れない。兄が弟を脱獄させても、話としては困らないから。

兄弟が途中で立ち寄る店の内部の会話がおかしい。保安官がやたら要領を得ない話しぶりで時間を無駄にするが、演技が下手なのか?演出が妙なのか?と、疑ってしまった。後で真相が判ると、あのシーンはおかしい。

でも、最初から分かっていたら、もっとおかしくなかったろうか?編集の仕方を少し変えて、兄弟が逃避行をやっていることを事前に明かしていたら、保安官の言動はもっとおかしくなっていたかもしれない。このシーンの店員役は非常に上手かった。

ダンサー役のサルマ嬢も素晴らしかった。踊りもうまいし、相当なシェイプアップをやって役に臨んだようだ。踊りの後の活躍は少し足りなかったようにも思えた。敵の首領として指図する役柄が欲しかったので、彼女が最適だと思ったが・・・

戦いのシーンはギャグのような印象。ゲテモノ映画の雰囲気を出したかったのかと思うものの、それで良かったのか?大真面目に、緊迫したリアルな戦いを描いてはいけなかったのだろうか?

最近テレビで「バイオハザード」シリーズの何作かを放映しているのをチラと見たが、あんなリアルな戦いにすると、観客は喜んでくれて、満足の度合いが違っていたのではないかと思った。

 

 

 

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