映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« きっと、うまくいく(2009) | トップページ | ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~(2014) »

2014年3月14日

許されざる者(1960)

- 秘密に無理あり -

開拓地に暮らす家族。娘の秘密を知るという老人が現れ、家族はインディアンに狙われ、町の住人からは孤立する展開になる。とうとう全滅の危機に・・・

・・・ジョン・ヒューストン監督。オードリー・ヘップバーンとバート・ランカスターが主演となると、期待しないほうが難しい大作だと思うのだが、この作品の存在は知らなかった。ヒットしなかったからだろうか?

タイトルを見て、イーストウッド主演のオリジナル版があったのかいな?と、勘違いした次第。

随所の映像美は感じる。荒野を写しても、牧場や川のほとりを写しても、良い雰囲気を感じる。でも、少しバラバラな印象もある。ラストの戦いも、最後のほうはちょっとあっけない。

この作品は、若者には受けそうにない。古い映画が好きな年配の方(私のような)が、「おやあ?こんな作品あったかいな?」と、観てみるためのDVD限定映画だろう。

そう言えば、ブルーレイプレイヤーを買って、まだあんまり使っていないのに、もう次のディスクの企画が決まったそうだ。またまた4倍くらい画質が良くなるって言われても、ブルーレイはどうしたらいいのだ?

謎の老人のシーン。登場した際は、妙に体を傾け、砂埃とともに姿が見えなくなる。幻想的なイメージを出したかったのだろう。途中で老人を探索した兄弟が砂嵐の中で見失ってしまうシーンも、埃の表現が非常に素晴らしいと思う。

名画になる可能性があった企画だと思う。ヒロインの風貌や、ちょっとしたストーリーの違いがあれば、凄いメロドラマ~歴史絵巻のような魅力が出たのではないかと思った。原作の設定にも無理があったのだろう。

インディアンと白人の見分けがつかないというのが、そもそも無理のある話しで、いかにも演劇的な設定なのが観客の支持を失う結果になると思う。例えば、インディアンの娘を拉致して来たのか、孤児を引き取って育てたのかという違いが問題なら、もっとリアルな話になったと思うが、それで良かったのでは?

ヒロイン役を、例えばインディアンの血が入った女優や、メキシコ出身の方などが演じていたら、リアリティが非常にアップしたと思う。オードリー・ヘップバーン嬢は美しいが、見た目からしてインディアンではない。

インディアンに対する出演者達のセリフは酷い。インディアン臭い、お前がインディアンなら出て行けなど、差別言語のオンパレード。実際に当時はあんなものだったのだろうか?非文明社会だし、殺し合いをやっている関係だから、良くは思ってないだろうが、侵略者側であるという認識がないのか?

子供の頃の秘密が、狭い世界で隠せるというのも無理を感じる。いかに個人主義の国の人々と言っても、人数が限られている村では、子供を育てる過程で秘密などなくなるだろう。

秘密と言えば・・・・昨今、STAP細胞の研究に関して、急に怪しい報道が目立ち始めた。つい最近までは、多くの報道で褒め称えていたはずなのに、この急展開には驚く。

結論は分からない。しばらく様子を見て、他の施設でSTAP細胞が再現されるか確認しないと何とも言えない。もしどこか、他の第三者機関で再現されたら報道機関は責任をとるべきだが、どうやれるだろう? 

今の段階で論文の取り下げを求める動きはおかしい。捏造疑惑が捏造された可能性もある。共同研究者の動きは早すぎる。脅されたか、責任逃れしようと考えたのか、いずれにせよ男として、人としての信頼を失う行動だった。

研究には予算の取り合いがともなうし、名声や出世が関わるので、足を引っ張ろうとする研究者が必ずいる。内部にも、彼女に光が当たる現状を快く思わない人物がいたのかもしれない。

研究の方法の記載に関しては、他の論文と記述がかぶる可能性はあると思う。基礎的な点は過去の方法を踏襲するのが実験の世界なんで、オリジナルの方法に至る前の段階までは、むしろ同じ表現でないとおかしい。最初からオリジナルの方法だけでやれたら、そっちのほうが噓くさい。

でも画像にコピーペーストが疑われるというのは、ちょっと説明がつかない。実験画像は数百枚単位で撮影するはずなので、使いまわしする偶然は滅多にないと思う。ただし、画像の問題に気づく人が多すぎる点も気になる。何か組織的に探らないと、こうも様々な報道は出てこない気がする。

少し思ったことで根拠はないのだが、東大の先生が画期的な研究をした際、某方面からの圧力で研究を潰されたことがあるそうだ。そのままにしておくと、IT技術が日本で開発されるから許せないと考えたらしい。同じように、某方面の技術が先を行き、理研の研究を圧倒できるまでは、この種の報道が組織的に行われる可能性はある。

巨額の資金が動く市場が開けるから、何だってやると思う。今、某国ではSTAP細胞の工場を懸命に作って市場の制覇を目指しているのかも。

非常に組織だった報道に、違和感を覚える。結局は静観するしかないはず。どこか別な研究所が成功するかどうかだけが、事の真相を明らかにする。

 

 

« きっと、うまくいく(2009) | トップページ | ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~(2014) »