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2014年2月 7日

G.I.ジョー バック2リベンジ(2013)

- アクションは第一級 -

悪の集団コブラがG.I.ジョー達に復讐してきた。メンバーの多くは殺され、生き残った数人が戦いを挑むが、敵はなんと大統領を利用していた・・・

・・・バカにして劇場で鑑賞するなど全く考えなかった。DVD化されたので、ほんの念のため一応のつもりの期待なしで鑑賞。ところが、この作品のアクションは素晴らしかった。これは大画面で観る価値があったはず。アクションに関しては凄いアイディアが随所に見られた。

一番凄かったのは、岸壁を舞台にスネークアイズが中心となって敵の忍者集団と戦うシーン。ロープを使いながら、岸壁を移動しつつ、敵と何度も切り合い、谷間を滑走して行く。よく考え付いたなと思った。

おそらく、実際にダムの壁のような場所を使って実写し、その背景を変えて合成したに違いない。安全対策をしていたとしても、あれだけのシーンを撮影するためには、膨大な時間と繰り返しの撮影が必要だったはずだ。呆れるほど手間がかかっていただろう。

兵器工場に侵入してからの銃撃戦、岸壁に至る前の敵忍者集団との切り合い、数々の爆破シーンも実に上手く撮影されていた。

アクション映画として、この作品は子供も大人も充分に鑑賞に耐えられるはず。もちろん、アホくさい内容のない映画と感じてしまう人も多いだろうが、純粋な娯楽作品としてのレベルは低くない。恋人と観ても悪くはない気がする。

いっぽうで、ドラマ部門に関しては立派に二級だった。わざとらしい友情の演出、タフネスを気取った表情、取ってつけたような色気シーン、それらはアクション映画らしいので、自分としては好感を持ったが、ヨーロッパの観客には笑われたかも。

北朝鮮を敵視したギャグも、いかにもアメリカ流アクション映画らしい。中国への表現は気を使っていたようで、その点はちゃんと常識的、かつ戦略的配慮があるのだろう。

ブル-ス・ウィリスが出演していたが、どう考えても彼でないといけないとは思えない。やや浮いた感じもした。彼の役は、テレビドラマの俳優でもいいから、やたら威勢の良い老人が無茶をやらかしてメンバーを驚かせるギャグ的扱いでよかったのでは?

エイドリアンヌ・パリッキという女優さんがメンバーを演じていた。前回活躍していた女兵士もいたはずだが、今回は彼女に焦点が集まっていた。兵隊役にしてはスタイルが良さ過ぎる。もっと筋肉質な女優さんのほうが役柄には合っていたと思う。でも、美人だし細身でモデル体型。演技さえ良ければ、充分に恋愛ドラマでも通用しそう。

敵側の兵士である忍者出身の人物は、今回もイ・ビョンホンが演じていた。でも特別な魅力を感じなかった。体力勝負の俳優ではないので、本来がこの映画に向かない気がする。ジャニーズの誰か、例えば長瀬君など、動きの良いタレントを選べば良かったのに・・・

そう言えば、日本の高層ビルになぜか忍者の巣窟があったが、絶対におかしい。忍者の頭領が盲目の黒人?いくら何でも、もう少しリアリティを出したらどうかと思う。無茶苦茶だった。

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画像の女性は何人か解らなかったが、島原城の観光ガイドの忍者姿の女性にそっくりの風貌だったので驚いた。実に適当に作られたキャラクターのような印象も受けたが、ぜひとも女性の戦士は必要だったのだろう。

ラストの対決は、映画の途中の激しいアクションと比べたら、お遊戯に近い印象。最後に拍手喝采の山場を持ってくるのが原則と思うのだが、その点だけは伝統とは外れていた。

 

 

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