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2013年9月 1日

男と女の大人可愛い恋愛法則(2006)

- ラブ・コメ? -

ベン・アフレック主演の大人のラブストーリー。かなりドタバタ喜劇の部分もあり、夫婦の機微を真摯に描いた部分もあり、単純な作品ではなかった。路線として絞れていなかったのかもしれない。タイトルも、客が興味を持ちそうには思えない。配給会社は、もっと考えたほうが良かったのでは?

この作品は、ジャンルとして何に当たるのか微妙な印象。夫婦の別れを描くシーンは実にリアルで、テレビの韓国メロドラマに近いような手法。いっぽうで、妻が敵である中国系の女性と対決する場面は、完全にドタバタコメディ。

多面性があったほうが良いとは思うのだが、観客も混乱したのではないか?事前の方向性の検討が足りなかったのかもしれない。おそらく作品としての完成度を優先するなら、シリアスな夫婦の話は止めて、ドタバタした離婚話にすべきだったと思う。一貫性を持たせたほうが、観客は安心できるから。

子供の場合は気にせずに観ることができるかも知れないが、そもそも子供に向く内容の作品ではないと思う。恋人と観る作品としても、離婚の話は縁起でもないから避けたほうが良い。ぼかす意味でも、完全な喜劇に終始すべきだったと私は会社に進言する・・・って、もう遅いんだが。

レベッカ・ローミンが妻を演じていた。彼女は随分昔、スポーツ雑誌の表紙を飾っていた頃から知っていた。当時は20歳にもなってなかったのかも。その後は、何といってもX-メンの時の印象が強い。今回の奥さん役と同一人物とは、とても思えない。

演技力はよく判らなかったが、スタイルと個性で他を圧倒していた。この作品では、さすがにヌードで勝負するわけにはいかなかったので、パンツルックの巨体で中国系女史を圧倒していた。

この夫婦は子供がいなかったようだった。子供がいたら簡単に離婚は出来なくなるから、物語は成立しなくなる。もし子供がいるという設定の場合は、少し作風が違って、子供達が活躍するドタバタ劇を中心にすることも可能だったかも知れない。子供の活躍は、ラストでの涙につながるから、それも良かったのではと少し思った。

ベン・アフレックの役柄はなかなか良かった。会社を興す時には顧客の強奪、クーデターまがいのことをやっていたというのは、この場合は好感を持てる。それを日記に書いてしまうというのはドジに過ぎないのだが、そこが主人公としての好感につながる。

主人公が通う学校の教授が素晴らしい個性ぶりだった。いかがわしい授業で学生を煙に巻くのがおかしい。あの教授の個性が、この作品で一番重要だったのかも知れない。非日常的な行動に主人公が挑戦するきっかけは、怪しい授業であったという一種のおとぎ話は、あの教授がいなければ成立し得ない。

このへんの設定のアイディアは素晴らしかったと思う。本職の脚本家らしい、物書きにしかできないような複雑さを感じる。どんな方のアイディアだろう?

会社を興すということは、実力と運がないとできない。我が家の近所に家を建てた人たちは、カットハウスの店主夫婦、整骨院の店主など色々の業種だが、小さいながらも起業家と言える。現金が順調に入っているからこそ、若くして家でも建てようという気になるのだろうが、昨今の経済状態で、しかも今後の消費税10%となると、家を建てられる人は減ってくるだろう。

おそらく、住宅減税を大幅に拡げるなどしないと無理。なんでも、最高で400万円の控除が得られるという案が出ているそうだが、そんなもんか?最初から家の消費税はゼロにしたほうが早いのかもしれない。消費税は、住宅建設やマンション業界には打撃が大きい。税金だけでいったん数百万持って行くなんて、犯罪に近いように感じる。起業家もアパート暮らしせざるを得なくなるかも。

とにかく、起業する段階では金に目がくらんで犯罪まがいのことをやる事象もありうる。フェイスブックの起業も訴訟沙汰になっていたし、マイクロソフトもそう。大きな勝負の場合、訴訟はついて回ると考えたほうが良いようだ。裁判で勝ち残ることが、仕事の一環でもあると考えるのだろう。

それを覚悟の上で、一攫千金を目指すような覇気が必要だし、そんな連中が次々出ないと、社会が沈滞してしまう。もしできるなら、起業してしばらくは税金が発生しない方策が望まれる。いっぽうで、大きな節税~脱税に近い処理をやっている存在には、その責任に応じた課税が望まれる。

インフレ目標が定められて、実際にどう誘導するのかは知らないが、もし確実にインフレが来るとなれば、投資先を考える動きが出て、景気に良い影響はありうる。

そして金が動けば、機敏に対応できる若者がアイディアと活力で勝負できる。デフレ状況では勝負は難しい。アベノミクスが夢で終わらなければ、そんな良い状況もありえる。ただ、私には何にも影響がなさそうなのは辛いなあ。

 

 

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