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2013年5月26日

名探偵コナン 絶海の探偵(2013)

- 迫力はありました -

イージス艦の体験乗船中に、自衛官の遺体が発見された。スパイの仕業と思える。誰がスパイか?コナン達は捜査を開始するが・・・

・・・末っ子の希望により劇場で鑑賞。おかげで自分の時間はなくなり、せっかくの週末はまたしても子守りで終了と相成った。

でも、この作品は劇場で鑑賞する価値はあったと思う。船の立体感を強調した映像に迫力があって、家のテレビよりは劇場が望ましいように感じた。

話の展開の仕方はよく出来ていた。情報を狙う人物が徐々に明らかになるように設定されてはいた。でも、さすがに今回は早い段階でネタバレの感もあった。

小学生くらいまでの子供なら、きっと結構面白く感じると思う。恋人と観る映画としては、さすがにちょっと幼稚すぎる点も多く、また今回はヒネリが足りない印象もあり、お勧めはできない。政治的な配慮が働いたのか、‘あの国の爆弾だ’と曖昧な表現にして、それがすんなり皆の理解を得てしまうのには驚いた。コナン君たちは政治家よりも感覚が鋭いようだ。

イージス艦に一般人が乗船できるのか知らない。重要な情報がつまっているはずだから、少なくとも大人は禁じるべきだと思う。写真、通信機器の類は厳禁であるべきで、乗務員の人事管理も非常に大事だろう。外国人と接触のある隊員は、基本的に乗船させたら危険。アメリカではどうやって管理しているのだろうか?

普通のパソコンやパッドの類が持ち込める状況なら、おそらく情報の保全は難しい。データの持ち出しが絶対に出来ないように、コンピュータ言語も独自の物を使い、コネクタ仕様も違う、データカードも一般のものは使えないようにすべきで、たぶん既にそうしてあるのだろう。

外部の業者がシステムを管理するのも危ない。普通の会社だと富士通やNECなどが調整をできるが、イージスシステムの不具合は直ちに誤爆につながるから、そもそも不具合自体があってはならないし、外部の人間が調整しに来てもらっては困る。

よくイージス艦は数百の対象を同時に追尾し、数個の敵に同時に攻撃できるという話を聞くが、実際にはどうだろうか?4個同時に攻撃できると解っているなら、あらかじめ時間を決めて、5箇所から同時に誘導ミサイルを発射する手もある。防御能を過信した船を沈めることも可能かも。

そもそもイージス様のシステムは、ずっと全く独自のものであり続けることない。既にEUでは別のシステムが開発されたそうだし、中国やロシアだって発想さえ解れば独自に開発することはできるだろう。やがては差がなくなっていくかも。

扱う人間が撃とうか撃ちまいか迷うことが多いと思う。特に敵味方が完全に分かれていない実戦の場合、味方を攻撃したら自分が罰される時に、速やかに判断できるだろうか?自衛官で出世している人物は、おそらく旧日本軍の幹部と同じく、優秀だが出世にひびくことは嫌がるタイプのはず。後で批判されるのが怖くて、判断が遅れるのでは?

敵もおそらく研究してくる。漁船か商船を捕獲し、曳航したまま攻撃してくる。ゲリラの場合はもっと単純に、どこかの国の民間人を乗船させて侵入するなど当たり前だろう。その場合、迷いなく攻撃できるか?

いかに優れた哨戒性能を持っていても、味方をどのように殺せるかの規定がないと動けない。動けなければ、イージス艦本体を攻撃されるか奪われる危険性もある。理論武装、シュミュレーションがどの程度されているのか興味がある。

今回の自衛隊員達は完全に落第だった。船長室やサーバ室に侵入が出来るような構造、部屋が誰にでも解るような札が存在することなど、危機管理ができていないようだった。部屋の札は暗号で記載すべきだ。船長が冒頭で攻撃を迷っていてはいけない。マニュアルに従い瞬時に対処すべきで、考えたりしているようでは実戦では使えない。

コナン君が敵を攻撃する時に、サッカーボールが武器になるのは決まりなんだが、今回のボールの使い方には明らかに無理が感じられた。まるでマンガだった・・・って、マンガなんだが。

そして、絶海の・・・という表現は誇張だと思う。近海に過ぎない領域での話だった。コナン君はいつもオーバーすぎる。

 

 

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