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2013年2月13日

ダークナイト・ライジング(2012)

Warner2

- 長過ぎ -

ゴッサム・シティを救ったバットマンだったが、自らが重傷を負い犯罪が減ったことで今は引退していた。しかし、彼の財産や町の支配を目論む輩が、大きなワナを用意していた・・・・

・・・ダークナイトシリーズは3部構成になっていたのだそうだ。最初のバットマン・ビギンズをみていない私には理解できない部分があった。だから、この作品は前の二つの作品を観てから鑑賞すべきだったようだ。

バットマンと同様にトレーニングされたという怪人は、体格は良かったが、迫力をあんまり感じなかった。衣装も良くなかったのかもしれない。皮ジャンを着ている悪人は多いので、特徴にはならない。口が裂けたヒース・レジャーほどの強烈な個性ではなかった。

原作でも好敵手として描かれているのかもしれないが、詳しいことは知らない。どのように強敵として描くのか想像できない。ずる賢いか、殴られ強いか、極端なバカ力か?権利上の問題がなく、映画用に改定が可能なら、CGで何かの特殊な能力を描いても良かったかも。腕力だけでは迫力不足と私は思う。

巨大な煙突のような通気口をどうやって登るかが、結構長く描かれていたが、子供が飛び越える距離を、バットマンだった男が飛べないのはおかしい。設定の点でも、描く時間の点でも無理があった。バットマンの内面的な変化を描きたかったのだろうが、失敗ではないか?

作品自体も長過ぎた。3時間近い超大作になっていたが、内容的にはもっと削って娯楽作品として耐えうるよう、編集の努力が必要だったと個人的には思う。

成功はあった。キャット・ウーマンは魅力的だった。普通、運動不足で華奢なイメージのアン・ハサウェイ嬢では不向きとしか思えない役柄なんだが、細身で素早い忍者的なキャラクターとして描かれていて意外。体操選手のような女優でないと向かないと思っていたのだが・・・

思えば過去の作品で、ミシェル・ファイファーが演じていた時期は、顔は役柄そのものと言えるほど向いていたが、動きが良くなかった。ハル・ベリーの作品は見ていないのだが、最悪の評価を得たらしい。これもスタイルや動きに問題があったのでは?全く予想外のアン嬢の好演ぶり。演出やトレーニングで素早さを描いていたようだ。

もう一つ、特殊なバイクの動きも素晴らしいアイディアだった。ほとんどはCGで描くのだと思うのだが、生き物のように形を変えて方向転換する様は、新しいアイディア。ただし、実際にあんな急に方向を変えたら、人間は吹っ飛んで行ってしまうだろう。慣性の法則を無視していた。

また、宣伝にも使われていたが、フットボール競技場が爆破されるシーンのアイディアも素晴らしい。金がかかっていて、見所が多い作品だったことは間違いない。共演者も多かった。有名な俳優が、悪役や脇役で意外なほどに惜しげもなく投入されていて驚いた。

この作品は、いちおう子供も観れる内容だと思う。激しく血が飛び散ったり、首がちょん切れたりの陰惨さがないので。ただし、トーンが暗すぎて、小さい子供には有害かも。恋人と、この映画を観て楽しめるかどうかは解らないのだが、好きな女性もいるかも。

 

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