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2013年1月22日

ブライズ・メイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011)

- 家族では観ないほうが -

親友の結婚式のブライズメイドを仰せつかった主人公だったが、不倫?関係、職場はクビ寸前、自分の店は閉店、警察には捕まる、メイド仲間にはライバル的やり手がいる・・・

・・・最悪の状態の演出が良かった。特に驚いたのが、嘔吐や下痢でトイレに駆け込もうとするシーン。洗面台や路上で排便する話は、普通なら映画では敬遠したい話。よくぞやってくれたと感心はできないが、映画で表現したのには参った。

ただし、あのシーンで爆笑できるかどうかは疑問。小さい男の子なら大笑いだろうが、大人はどうか?中には気分を害する人がいるかも。食事中には、あんまり観たくない。

そのものズバリを映像化してはいなかったので、吐き気が出るほどの悪趣味ではなかったと思うが、家族で観るタイプの映画ではないようだ。女性の友達だけで観るのが最適。男側には、受け方が違うような気がする。

主演は「宇宙人ポール」で宗教かぶれの女を演じていたクリスティン・ウィグ。今回は脚本も書いていたそうだ。前作と役柄が随分違っていたが、悪い境遇にいる女ということは共通していた。

この女優さん、美人には違いないと思うのだが、スター女優のように際立つほどではない。適度に整った顔でないと観客の嫌悪感につながるので、ある程度は見れる顔であり、しかも激しいドジぶりを演じることができるコメディセンスは要求される役柄に向いているのだろう。

もともとはテレビスターらしい。下品で激しいギャグなら、お手のものなのかも。

ただし、最適なキャスティングだったかは判らない。似たような役柄は、現時点ではキャメロン・ディアスが最高ではないか?上品さが残るかどうかといった、微妙な違いがあるとは思うが・・・

今回は彼女の他に、上流階級の妻を演じた女優と、CIAのスタッフを演じた怪女優のメリッサ・マッカーシーも目立っていた。場を仕切ろうとして二人の女がコメントを繰り返すシーンは、ちょっと長過ぎたものの面白い。個性的な脇役で話を盛り上げることが出来ていたが、感動させるほどの無茶ぶりだったとは思えない。演出に問題があったように思う。

マッカーシーが主人公の家に急にやってきて脅しながら励ます変なシーンは、確かに可笑しかったものの、とってつけたような印象を受けた。それまで旧知の間柄だったなら、友達だろうという言い方も理解できるが、初対面に近い関係でいきなりの言葉には現実感がない。コメディとはいっても、無理があった。

主人公が怒って披露宴の飾りを壊すシーンは、いくら何でも無理があった。彼女自身は意図せずに、気がついたら台無しにしてしまうほうが良かった。

こういった点から考えると、この作品は二~三級のコメディにすぎないのかも。脚本賞にノミネートされていたそうだが、理解できない。観終わった後の印象はそれほど悪くないものの、出来栄えや完成度には問題ありと思う。

 

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