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2012年9月21日

メン・イン・ブラックⅡ(2002)

Columbia 

- 敵の魅力が・・・ -

宇宙の彼方の戦いで鍵となる宝物を追って、凶悪エイリアンがMIBの建物を占拠してしまった。主人公達は過去の記憶を追って宝を探すが、エイリアンに奪われてしまい・・・

・・・この作品もビデオ化されていたので、買って当直室に置いていた。ところが当直の場合は呼ばれるから、完全に全体を通して見ることが難しい。細切れになった記憶のまま、なんとなく観たような気分になってしまって話が充分に解っていなかった。MIB3が公開されたのをきっかけに、あらためて鑑賞。

一作目ほどのインパクトは感じなかった。基本的には、気味の悪いエイリアン達がうろつくブラックジョーク満載の作品であって、それは既に一作目で知っているので、新たなアイディアが要求されたはずだったが、そこそこのレベルで、画期的とまでは言えなかったのでは?

でも、十分に面白かった。アイディアが随所にあった。古いビデオが記憶を蘇らせるという設定は、誰のアイディアだったのだろう?また、宝物が何かといった謎かけに関しては、感心するほどのアイディア。

子供といっしょ、家族といっしょに、また恋人とでも、ある程度楽しめると思う。爆笑は難しいとしても、ニヤニヤ、ハハハ程度はおかしい。ワンパターンな感じもするのだが、そこが良いという印象。

今回の敵は、植物かヘビの親戚のような本体と、女性モデルの外見を併せ持つ強敵だったが、ユーモアのセンスに欠けていた。彼女が妙な欠点を持つ、何かが苦手といった意外性があれば、もっと面白くなっていたかもしれない。

例えば、化粧品を収集する趣味がある。ネコが嫌い、何かのアレルギー、プロバスケットチームのファンなど。ビール片手に試合を見て盛り上がってるなんて、笑えると思う。モデルに化けたから、モデルの歩き方、仕草をとってしまうなどもどうか?色々な人に化けて、その度その人のクセがついてしまうなど。

敵が魅力的でないと、話が盛り上がることはない。お色気は充分だったと思うのだが、顔が役柄に最適の女優だったとは思えなかった。仕事のできるOL、役人などの個性に合致しても、このエイリアンにはどうだったろうか?

主人公のウイル・スミスは、少し抜けた部分が第一作と同様で、敵と戦って激しくやられるのも同じ流れ。充分に役割を果たしていた。記憶を消そうとして何かを言う、そのセリフがシリーズのウリのひとつになっているが、日本的なギャグではないので、大笑いするのは難しい印象。

相棒のトミー・リー・ジョーンズは、最初は郵便局で働いているという設定が笑えた。でも、あちらの郵便局は、順番を待つ際にあんな並び方をするのだろうか?日本人のようにきれいに一列になるのは難しいのでは?さらに、もうひとりの相棒である犬型宇宙人も面白かったが、少し活躍度が足りなかったかもしれない。

頭が二つある敵側のエイリアンのCG像は、少し手抜きという印象を受けた。横に伸びた別な顔は、横に伸びて支えられた関係で、微妙に揺れたほうが自然であり、その際に表情や視点も連動して変化すべき。それくらいはCGの編集の技術で何とでもできたはずと思う。

本当の気味の悪さを出させないために、あえて完成度の低い処理をしたのか?それとも当時の技術的な限界があったのか?

 

 

 

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