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2012年7月 8日

メン・イン・ブラック3 (2012)

Columbiapic

- 元はとれた -

宇宙人を管理する御馴染みのMIBスタッフのスタッフである主人公が、過去に戻って仲間を助ける物語・・・

・・・レイトショーを利用して鑑賞。子供達が大きくなって子守の時間が減り、少しづつ時間が取れるようになってきたので、休診日の夜を利用して映画館にも行けるようになってきた。

今までは酷かった。観るのは必ず子供映画。ドラエモンやしんちゃん、コナン君がメインであった。ポケモン映画となると、大人には本当に苦痛の時間になる。たまに「アバター」のような評判の映画を家族で観れた時は実に嬉しい。自由な時間がない時代が20年近くになり、何のために生きているのか解らなくっていた。

MIB3を選んだのは、過去にソツのない演出、完成度の高いCGがあって、作品の質に安心感があったから。まさか、とんでもない駄作で失望することはないだろうという期待が理由。やはり、金を払うからには、元は取りたい。

レイトショーの場合は1200円。その価値はあるだろうか?・・・結果として、元は取れたと思う。面白かった。出来が安定したシリーズだと思う。

面白かった理由は、主人公達のかけ合いの良さと、予知能力を持つ宇宙人のキャラクター、敵となる宇宙人のキャラクターがはっきりしていたことと、もともとの主人公の個人的魅力、CGの出来の良さなど、ソツのない作り方をしていたからだろう。

主人公が感謝して映画が終わるという流れも良かった。感謝の表情も優れていた。敵を倒し、仕事を成功させ、そういった達成感が得られた点も気分いい。この作品は、だから万人受けすると思う。子供にもある程度は受けるだろう。

ただし、爆笑するような作品とは思わなかった。観客の中には外人夫婦もいたのだが、いつもなら周囲の迷惑も気にせず大声で笑う彼らも、静かに観ていた。手をたたいて笑うほどの大傑作ではなかったのかも。観終わった後、彼らの座席を見たら、激しく喰い散らかしていた。地球人じゃないような散らかし様だった。

大爆笑を期待するなら、主人公が宇宙人に飲まれるか、汚いゲロを吐きかけられるか、とにかく酷い目に遭い続けることが望まれる。ヨレヨレになったウィル・スミスが最後に逆転勝利をするのがヒットの秘訣だと思えるので、今回もその路線を守って欲しかった。やや余裕が目立った。上の画像のシーンも、少しわざとらしい表情だった。

新しい奇抜なメカを次々登場させるのも望ましい。今回なら、今は使われなくなった過去の遺物を利用した武器などで笑わせることが望ましいと思う。携帯電話を取り出して、「どうだ、凄い発明だろう!」なんてギャグも使えると思う。

敵の宇宙人が、自分の手の中で飼う虫みたいな分身を、愛情を持って可愛がる様子なども期待できる。気味の悪い化け物を、異常なほどに可愛がると受ける。そこの強調の仕方で笑わせることができるし、敵のキャラクターも引き立つ。

お約束の嘘・・・宇宙人を目撃した一般人を騙す文句が今回は少し多かった。よく考えた内容で、ニヤニヤしながら観れた。

秘密を隠そうとする宇宙人を口汚くののしる下品さもお約束だったが、今回はボーリングの球にしていたぶるシーンと、魚で料理人を殴るシーンが展開され、品性には問題があったものの、結構笑えた。

タイムマシンを使うアイディアは良かった。一輪車は、「ワンダースリー」のアイディアを真似たものだろうが、おそらく手塚プロは何も訴えないのでは?

脚本家の名前がイーサン・コーエン?と読めたので驚いたが、ギャグ的な名前か?コーエン兄弟が書いたのではないようだ。兄弟の親戚か子供かも。

映画の冒頭のシーンは月が舞台だったのだ!そのわりに、重力が普通にかかっていなかったか?また、地球にバリヤを張ったとして、それが外にいる宇宙人の全滅にどうつながるのか?まあ、細かいことはギャグ映画なんだから、無視しよう。元を取れればいいのだ。

 

 

 

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