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2012年3月25日

アイ・アム・ナンバー4(2011)

- ディズニータイム用  -

故郷の星から逃れてきた異星人には特殊能力があった。徐々に力を発揮する主人公と、敵対するエイリアン達の戦いを描くSF。

宣伝に影響されて観てしまった。ディズニータイム用のテレビ映画として作られたのかもしれない。ディズニー独特の場面の切り替わり方。ちょうどコマーシャルが入るような時間で場面が変わる。実際にテレビで放映されていたのかは知らないが、劇場版となっているからには、この細切れ型の構成はよろしくない。

ディズニー製の、若者を対象とした作品と思える。大人向けでは全くない。思春期の恋愛や、いびり、学校生活における憤りなど、あくまで高校生や中学生までの心情に限定した物語がメイン。そこにSFの戦いを連動させた映画。家族で観れる映画だと思う。ただし大人は、ややシラケ気味になりそう。

俳優達も、テレビの世界のスターではないかと思う。守護者役の男性は、どこかの映画で見た記憶があったが、ヒロインはテレビのスターだった。演出と同様、テレビ界のスタッフが結集していたのでは?

主人公は大変なハンサムだったが、演技力はよく解らなかったし、冒険野郎やマッチョ派のスターに向かないような印象もあって、一種のアイドル路線、ティーンエージャー向けの配役ではないかと思った。

ヒロインも同様。ニコニコする表情は、完全にアイドルかミュージカルの表情だった。同世代の男だったらウハウハ喜びたくなる笑顔ではあるが、枯れたオジサンである私にはピンと来ない。本来がミュージカルスターだから、この作品にはあんまり向いていなかったのかも知れない。

話のアイディアがなかなか良く、特に学校を舞台にしたことで、若い観客に受ける条件はできていた。CGも出来が良かった。最近のヒーローもののCGは凄いレベルにあるので、この作品で特別奇抜な能力を表現できたとは言えないかも知れないが、迫力不足とは感じなかった。

敵の集団には怖さが足りなかったかも知れない。顔が笑ってしまいそうな造形だったし、ただ銃を撃ってくるだけでは面白味が足りないので、もう一工夫欲しかった。壮大なワナ、人質、人間達への害の仕方などがカギだと思うが、観客の対象をテレビを観ている子供と設定すれば、あんまり気味の悪いエイリアンではマズイと思ったのかも。

ドリームワークスが製作に関わっている。ドリームワークスはスピルバーグ作品で常のように製作に関わってきたはずだが、なにやら複雑な事情により今は別個に製作するようになっているらしい。あんなに多くのヒット作品を作り続けているにもかかわらず、経営的には順調でないというのが不思議。

ドリームワークスとタッチストーンとの関係もよく解らない。互いに資金を出し、取り分を配分し、互いの傘下のスタジオを使うような関係か?スタッフも共有しているのか?それとも傘下に入った形なのか?観る側にはどうでもよいことだが。映画製作はバクチに近い業種だから、ヒットを連発していても姿を消す会社は多い。

この作品には原作があるらしい。ということは、続編があるのかも。新しい仲間が非常に魅力的な人物で、新しい敵がいかに怖ろしいか、そのへんによっては当然ながらシリーズ化もありえるのだろうが、よく知らない。

 

 

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