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2012年2月 8日

ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011)

- 設定が無理 -

結婚式前夜、バチェラーパーティーでハメを外し過ぎ、記憶をなくした男達の騒動を描いた作品の第二弾。

品のない場面も多く、子供には絶対にお勧めできない。教育上は何にも良い点がないほど。恋人とただ楽しむだけなら、この作品は結構面白いかも。ただし、女性の方は気分を害される可能性も高い。学生仲間で観るのが最もお勧め。ハメを外せる年代でないと、現実から遊離し過ぎて面白くない。

前作はラスベガスを舞台に、ヤクでラリった男達がギャングや娼婦達を巻き込んで大騒動を起こす設定で、その無茶ぶりと記憶をなくしているという状況がおかしかった。似たような話をやらかす場所として、またラスベガスというのは無理があるので、場所はバンコクに移っていた。これは仕方なかったかも。

例えば日本の都市で同様のバカ騒ぎをやってしまったら、警察から逃げとおすことは難しい。中国や韓国でもそうだろう。治安が行き届いていない国でないと話が盛り上がらない。タイがどんな状態かは知らないが、バンコクはおそらく犯罪者達がハバを効かす部分はきっとあるに違いない。インドなども同様だろう。映画にするなら、やはりそんな怪しげな舞台が必要だ。

ただし、この作品の登場人物達はリッチな部類には入らない人達だから、セックス&ザ・シティみたいに世間離れしたセレブ旅行をするのは無理がある。今回のようなタイの富豪との結婚という、珍しい設定がないと難しかった。そのために無理に作った設定とも言える。少し気になった。ニューヨークでは、もはや無理だろうか?治安が良くなるということは、面白味がなくなるということでもある。

次回作があるとしたら、無理にでもインドに行くか、もしくはアラブの国でひどい目に遭うといった設定しか思いつかない。

俳優達の活躍も前回通りで、前作で屋上に置いてけぼりにされた男は、今回も一人マトモな行動をとっていたが、ギャラなどで折り合いがつかなかったのか?発言力の関係か?普通なら、いっしょに行動しそうなものだ。

無茶な部分の中心となる性格俳優のデブ氏は、今回は出番が目立った。ただし、あんまり目立った奇行を長時間にわたってやると、逆に存在感が薄れる傾向がある。この手のキワモノ、ゲテモノキャラクターは、最小限だが決定的な役割をやらせるのが鉄則だと思う。今回は出過ぎだった。

印象的な女性キャラが欲しかった。前作ではヘザー・グレアムがいたから、一種の緩和剤、色気部門を担当してくれたいたが、今回は代理としてタイ人のオカマは登場していたものの、同情できる部分はなく、下品に走りすぎて観客もシラける傾向があったのでは?微妙なラインだと思うが。

恋ではないとしても、少しマトモな心の交流があったほうが良い。清涼感につながる。「ああ、面白くて、ちょっと良い話だったね。」という印象につながる。

例えば、タイの優等生の弟君が、売春婦かギャングの情婦との淡い恋愛体験をする。ありきたりだが、これはドラマ的な盛り上がりを期待するなら絶対に必要な展開だった。

中国系マフィアの個性的な役者が今回も登場していたが、一人でノコノコ現れるなど最初からありえない。いかにいい加減な男達を描くとしても、設定も全ていい加減では話にならない。後の設定のためにとは言え、無理な設定だったと思う。

この俳優、トランスフォーマーやグラミー賞授賞式の映像などで見かけるが、個人的に面白いとは思えない。キャラクターとして日本では直ぐに飽きられるような流派。あちらでは感覚が違うのだろうか。

ラストでマイク・タイソンまで出演していたが、私は可笑しいとは思えなかった。

 

 

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