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2011年10月12日

アジャストメント(2011)

- ラブストーリーでした -

上院議員選挙で惨敗した主人公は、しかし運命の女性と知り合う。このままロマンスが成立するかと思いきや、不思議な集団の活動を目にしたことから、怖ろしい体験をすることになる・・・

・・・マット・デイモン主演のSFだったが、ミステリータッチのSFというよりもラブロマンスに近い美しい話になっていた。そこに好感を持った。

適度なサスペンスがあって娯楽性も高く、完成度が高い感じ。家族で観ることも可能かも知れないが、いちおうは大人用の映画。恋人と観るのには最高レベルの秀作。話のテーマとなるかなり真面目な内容も恋人向き。

マット・デイモンは、しかし非常に魅力的な俳優には見えない。美男を売りにする役者ではないし、ジェイソン・ボーン君のような体力的な能力は、本当なら絶対に持っていないとしか思えない。見ただけでスターになれそうな役者ではないが、クレバーな演技が的確に役をゲットできる秘密なんだろう。

若手の政治家は、確かにあんな笑顔をしている。表現力は確か。

ヒロインのエミリー・ブラントは最近よく大きな映画で拝見する。美しくセクシーだが、ダンサー役には無理がなかったろうか?歩くだけで美しいダンサー的な雰囲気は感じられなかった。

その代わりに、美しさとセクシーさが誰にでも解りやすい顔、セリフのセンスなどが優れている印象。好かれやすいタイプなんだろう。

脚本や場面構成、スピード感など、編集やプランに関しての精度が高い。その反面、一般受けする破壊的なシーン、衝撃的な死、激しい殴り合い、カーチェイス、爆発、そんな客寄せ的なものがなかった。

したがって、人によっては退屈なラブストーリー、中途半端なSFとしか感じないかも。

今回、主人公の敵となる存在が、意外にミスもするし、ノートパッド端末みたいなものを持って走り回る存在で、怖さが足りなかった面はあった。敵は強いほうが良いというのは、作品が大勢に受けるための原則。

狂ってしまった人間を一度見せて、観客の恐怖感を強めることはできなかったのか?もしかすると倫理上の問題から、そんなシーンは削除されたのかも知れない。

助けてくれる黒人のエージェントが、なぜ行動しているのか、最後までよく解らなかった。つまり父親に手を下した後悔からということか?だったら、はっきり謝るべきだ。

ノートは、私の感覚ではいただけなかったと思う。いっそ、預言書めいた文書類など全くないほうがよくなかったかと思う。

 

 

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