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2011年10月31日

ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009)

Warnerbrospic

-クールにおかしく -

悪友と義理の弟の4人組みが、ラスベガスでバチェラーパーティーを決行。しかし翌日起きてみると花婿の姿はなく、部屋にはトラがいる。昨夜の記憶が全くない。3人は花婿を探しに出かける・・・

・・・よく考えた設定だった。似たようなストーリーを何かで見た記憶があるのだが、作品としての完成度が違うので、この作品ほどはヒットしなかったようだ。とっぴな状況の謎を解く展開は、さながら推理モノの映画のようだが、謎の原因となったのが薬物による記憶障害で、バカ騒ぎをやったことを誰も覚えていないという設定に、そもそもの成功のカギがあった。

失敗の元になりそうな要因もあったと思う。花婿の弟役は少々わざとらしい変わり者のキャラクターだったので、皆から浮いてしまい、話全体のレベルを子供映画なみにおとしめる可能性もあったはず。受け狙いの極端な表情をとらなかったことで、かろうじて持ちこたえたようだ。

NGシーン集を見たら、この役者に限らず演じていた皆が結構吹き出してしまって、もう少しでテレビのレベルになりそうなシーンも多かったことが解った。やはり、この手の作品ではクールな状態になるべく近づけないといけない。

この作品は小さな子供には向かないと思うが、いちおうは家族で観ることに配慮してあったようで、モザイクなどの処理がなされていた。でも、基本的には同性同士で観る作品だと思う。恋人といっしょに見てギャハハと笑えれば良いのだが、なにか不安を感じないでもない。

ジーザスパレスを中心にロケをしてあった。派手で、美しく、メチャクチャなベガスの街の雰囲気が漂って、本格的なロードムービー的な丁寧な作り方を感じた。ストーリーは昔のギャグ映画のような感じで、全体にも古風というか、最近風のノリではない。

そこに好感を持った。

若い頃の自分は、頻繁に酔っ払っていた。高校時代からほぼアル中状態で、一日で焼酎一升近く飲むこともあった。映画と同じように何度か完全に前日の記憶をなくしていたが、川原に転落したり、怪我してたり、嘔吐物が眼に入って失明と勘違いしたり、バカまる出しだった。

麻薬などの薬物がなくて本当に良かったと思う。何か間違えば、人を傷つけたりしていたかも知れない。薬物中毒のままの運転で人を轢いていたら、取り返しがつかないとこだった。陽気に騒ぐだけで済めば良いが、そうとは限らないと思う。

認知症の患者さんの処方管理を依頼されるようになって、怖い思いをしている。常に専門医に相談できるわけではない。夜間は自分で対処することが多くなる。でも反応を予測できない。

分裂病にしか適応が取れていない薬は、間違えるとグッタリさせてしまう。かと思うと全然反応がなく、騒ぎまくって他の人を怒らせている。加減がなかなか解らない。どうも、専門医も試行錯誤をやってるようだ。

看護婦が私の知らないところで睡眠剤を出して、患者が錯乱状態になったことがあった。たまたま自分が当直だったんで対処できたが、担当医が当直してるのに無断で処方するなんて、法的にも問題。看護師には処方の資格がない。

薬には依存性が必ずのようにある。SSRIのように一般的には安全と目されている薬でも、中止で激しい症状が出ることがあるらしい(経験はない、怖くて試せない)ので、向精神薬は扱いたくない。

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