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2011年10月22日

ラスベガスをぶっつぶせ(2008)

Columbiasony

- ギャンブル性の低いギャンブル映画 -

MITから医学部に進学する予定の秀才が主人公。入学金を得るために、数学教授が主催するグループに加わり、カジノで荒稼ぎを目指すが、ホテル側も対抗手段に出てくる・・・

・・・MITの学生グループがカジノで稼いだというのは本当の話らしい。それを題材に、青春映画と復讐劇、スリルある騙しあいのストーリーに仕立ててあったようだ。

大人も子供も楽しめる映画だと思う。リンチシーンが少しあったから、小さい子には良くない。恋人と観る作品としては、かなりイケテル印象。

ラスベガス・・・行ったことはないのだが、華やかなネオンが輝く、異様な街の印象。ギャンブルらしいことをする暇がなかった自分には、全く縁遠い世界。主人公が金を稼いで自分を見失うのは、上手い演出のせいだろう、よく理解できた。恋人がいれば、確かにクールな仕事だけに熱中することはできない。

ショーは見てみたいし、ホテルを代えていくつか宿泊してはみたいが、ギャンブルに興味は沸くかどうか?

恋人役は素晴らしい存在感。際立つ美人ではないが、野心や感情の変化の表現が上手い。相手の考え方を探り自分が考える時の眼の動かし方がリアルだから、日本人にも解りやすい。

仲間のキャラクターもリアル。特に途中で脱退する男のスネた表情は素晴らしい。ラジコン車の仲間達も良く選んであった。

ホテルの監視員に捕まってしまうシーンの挿入の仕方も絶妙。よく考えてあった。

ただし、「勝つか負けるか。捕まるか逃げ切るか。」という、緊迫感の表現にはこだわっていなかった様子。せっかくだから、勝つシーンよりも、ビクビクしながら逃げるシーンを多用したほうが良かったのでは?連携して監視員の目をくらまし、別なホテルを狙うといった、一種の逃走劇のスリルは、できれば強調しても良かったはず。

想像もつかないほど巨額の儲けを狙って大勝負に出るというスリルも、やや不足していたかも。

むこうの大学の学費に30万ドル=2400万円?必要というのは、高額ではあるものの、聞いていたよりも安い印象。日本の私立の医科大学はそれ以上では?大半の学生が学費ローンを組んでヒーヒーいうと聞いていたが、金持ちが多い北米では数千万くらい楽に出す家庭も多いのではないか?

確かにアメリカの金持ちは資産のケタが違うが、中間層が減っているらしいから、数千万が厳しい家庭も多いのかも。特に主人公は母子家庭だから大変だろう。でも、ローンも可能と思える。もちろん収入を確保できる分野に進むしかなくなるだろうが。

自分は授業料が安い時代で良かった。確か、年間18万くらいじゃなかったか?今では考えられないほどの優遇。おまけに授業に出ないで、部活動や映画館などに入り浸りだったから、恵まれ過ぎていた。

解らなかったのは、主人公が稼いだ金を銀行に預けることは出来なかったのだろうか?銀行が怪しんで、国税局に通報することを怖れたのか?そもそもギャンブルで稼いだ金の税法上の扱いがよく解らない。州によっても違うのかも。

ベガスでは無税だが、他では税が発生するのか?それなら隠す必要がある。でも、普通は天井には隠さないだろう。

パチンコ屋には何度か行ったが、元手がないことや、若い頃に腰を傷めた関係で、まず座ることに耐えられなくて最初から諦めていた。友人達は結構はまるものがいて、授業をサボって浪人してまで通っていた。荒稼ぎした話はあまり聞かなかったが、車を買ったやつはいたらしい。本当かどうかは知らない。

おそらく、真面目にバイトしてたほうが時間当たりの金銭的効率は良かったかも知れない。

マージャンをするヤツラも多かったが、同じく腰がもたないので全くやれなかった。おかげで余った時間は、映画に費やして結構な映画通になれたという面はある。そもそもギャンブル性が薄く、大儲けが期待できない遊びでは、映画にすらなりにくい。

麻雀放浪記とかいうビデオシリーズ?があったらしいが、興味がないし理解もできまいという考えで、全く見ていない。ギャンブルを題材にした映画で知っているのは、スティーヴ・マックイーンのシンシナティ・キッドくらいか?緊迫感、どんでん返しの演出が素晴らしく、見ごたえあった。

ああいった緊迫感は必要ない?

 

 

 

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