映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主


Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« ザ・ライト -エクソシストの真実- (2011) | トップページ | 英国王のスピーチ(2010) »

2011年10月 4日

ガーフィールド2(2004)

- 技術的完成度は高い -

デブ猫のガーフィールドがイギリスの名門ネコと間違われて繰り広げる騒動。

ガーフィールドというマンガがあることは最近まで知らなかった。ビデオの宣伝で始めて見た次第。歴史のあるキャラクターだそうだ。

ふてぶてしい性格、デブでぐうたらというのは、ネコにありがち。もともとふてぶてしく、人をバカにしたかのような猫の態度は、漫画の題材には向く。特にガーフィールドの人気は、作者のコメディアンとしての才能、アイディアによるのだろう。

解説編に作者が登場していたが、アイディアたっぷりの人物らしい。

ガーフィールドの動きの表現は、最近のCGを上手く使って実に自然でユーモラス。肉のだぶつき具合はカンフーパンダと似ている。実写との合成も自然だし、しかも他の動物達との連動も実に高度で驚くべき技術。

敵役のイギリス貴族役の演技も良かった。顔、体格、演技、全てがギャグ的な完成度の高い、伝統的な演技。役割を充分に果たしていた。パターンにはまっていると言えばそうだが、その意味で完成度が高い。確か、最近のガリバー旅行記にも出演していたように思う。

人間のヒロイン役は、この種の映画で何度か見た記憶がある色っぽい女優だが、もっと可憐な感じのする女優のほうが良くなかっただろうか?飼い主役の存在感も薄いような印象。

もともと3コマ~4コマ漫画のキャラクター、一般的にはアニメやテレビのほうの印象が強いと思えるので、テレビタッチの演技しか受け入れられないという制約もあったのか?

主人公の猫のキャラクターも、この作品のストーリーでは際立たない。冒険物語の場合は、ヒネたキャラクターだけでは話が進まないから当然だろう。シリーズの長期にわたる成功を狙うなら、日常の生活地域から離れないほうがいいはず。

シリーズ1は、ホテル内や犬の品評会などの狭い範囲の話だった。本来は、それくらいの物語のほうが、役者達のキャラクターに合致していると思う。

強敵は貴族ではなく、隣の住人、近所の子供、猫、獣医などが望ましい。

おそらく、長い歴史のあるキャラクターだから、新しい展開を新しい場所でやらないといけないと踏んだのだろう。初めて知る私とは違って、長く知っている人にはイギリスでの冒険も必要だったと言うことか。

 

« ザ・ライト -エクソシストの真実- (2011) | トップページ | 英国王のスピーチ(2010) »

無料ブログはココログ