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2011年10月29日

ハリウッド的殺人事件(2003)

Columbiapic

- 企画は最高 -

ロス市警の刑事たちは、本業の残業代が出ない代わりに副業が認められている。ギャビランとコールデンの二人も同様。彼らに音楽業界の殺人事件の捜査が任されるが・・・

・・・面白い企画に感心した。この作品はたぶん日本ではヒットしなかたっと思うが、企画としては非常に面白いと思う。キャスティングや宣伝などで工夫すれば、かなり評判になったのでは?

刑事達がバイトをしているという話がおかしいし、犯人を追いながら契約の話をまとめるなんてギャグでしかない。銃撃戦をやりながら、へりくだった態度で商売をやる、いっぽうで犯人に対しては鬼のように厳しい、それを繰り返せばいっそうおかしい。

喜劇風のシーンが満載の中に、結構激しいカーアクションや、銃撃戦もあり、殺しも残忍で死体もグロテスク、刺激的な作品でもあった。

ある意味では、立ち位置が不明瞭な、中途半端な作品。シュールな映画か、マジに徹するか、はっきりしてくれないと観客も反応に困るのでは?

映画館から客が首をひねりながら出てくるようでは作品として失敗。色んな要素を盛り込み、特徴を出そうとするのは必要でも、観客が自分達の視点を直ぐに解るような、単純さも望まれる。難しいことだ。

だから、この作品は子供には向かない。恋人といっしょに観て楽しいと感じるかどうかも、ちょっと怪しい。ハリソン・フォードは齢を取り過ぎているから、若い女子は知らないかもしれないし、色気に欠けていると思う。

共演者のジュシュ・ハートネットは女性のように目鼻立ちが整った役者で、女性にも受けるとは思うが、彼と組むのなら、もっと野獣のような役者のほうが対照的で良かったのでは?

キャラクターを際立たせる、主演の二人が始終ケンカしているか、ギャグを言い合っている、そんな関係が常道だと思う。この作品の二人は、バラバラにバイトしていて、互いの職場さえ知らなかったくらい。でも、それではおかしい。仲が良いにしろ悪いにしろ、二人の濃厚な関係は話を盛り上げるための必要事項のはず。

レコード会社で出会う黒人の脚本家、その恋人らしい女は雰囲気が抜群に出ていた。売り込もう、のし上がろうという意欲が良かった。いっぽう、悪人役の俳優達はやや怖さに欠けていたような気もする。最後のやられ方にも疑問を感じた。

刑事のバイトというと、日本では取締りの対象に融通を効いてやる、すなわち汚職にすぐつながりそうな印象がある。あちらでは、そのへんは解消されているのだろうか?たぶん、多少は問題になって辞職せざるをえない人間もいるのでは?

 

 

 

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