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2011年9月 6日

あなたは私の婿になる(2009)

- 心に残るか? -

サンドラ・ブロック演じる編集者は、ビザが切れて国外退去処分になりそう。それを避けるために、部下と急遽、偽装結婚をすることになる・・・

・・・御歳47歳のサンドラ・ブロック嬢と35歳くらいの相手役が登場。サンドラ・ブロックの体型が気になった。下半身は結構なボリューム、胸は探されるほどの迫力。でも、過去の栄光のせいか、ヒロインとしてちゃんと存在感があった。

サンドラ・ブロックは不思議な女優。「スピード」でスターになったが、主演女優ではなかった。あくまでキアヌ・リーブスが主演で、たまたま映画の出来が良くヒットしたことと、普通の女のイメージが上手く出ていたこと、ストーリー展開の関係でヒロインになってしまったこと等、いろんなことが重なって思いがけずスターダムにのし上がった感じ。

スピード2では、主演をキアヌから奪い取った感じ。そこまで魅力的だったということ。おそらく、もっと美人の女優が演じていたら、リアルさに欠けてしまって失敗したに違いない。キャメロン・ディアスなどは喜んでやりそうな役柄だったが、彼女では確かにいけない。

本人は最初からスターダムをイメージできていたんだろうか?30歳くらいまでは消え行く運命のタレントに過ぎなかったはずだが、激しいガッツを維持していたのだろうか?

その後の活躍ぶりも、爆発的とは言い難いがソツがない。マネーメイキングスターとして有名らしい。イメージを上手く維持しているからだろう。もっと美しい女優達がイメージを壊して消えていくのに・・・

この作品はラブコメなのか?たぶん、狙いはそのはず。ラブコメにはいくつかの鉄則があると思う。 ①オーバーなアクションで何か失敗を演じる(鳥に犬を奪われる)、②最初は嫌いあう二人が仲良くなる、③セクシーな場面(偶然のヌード)がある、④恋敵もしくは反対(今回は両親)、などなど。ちゃんと設定されていた。

ひねりも多少あった。相手役のキャラクターは、今までの同様の作品とは少し違っていた。実家に帰ってみれば、実は骨のある男だと解り、ヒロインの気持ちの変化に観客の期待が高まる寸法。そこは上手い流れだったと思う。

気持ちの変化には、何かの事件が必要。転覆、遭難、クマ?、嵐、そんな恐怖の体験によって互いを見つめ直すというのが流れ。この作品でも、その流れにはあったようだが、いまいち迫力に欠けていたかも。

相手役は、絶対的な美男子が望ましかったと思う。演技が下手でも、圧倒的な美男子なら、女性客の印象に残るから。

心に残る話とするためには、涙は必要。別れはもっとリアルであるべきだし、場合によってはハッピーエンドでなくても良い。ラストの段階では、復縁をイメージさせるくらいの曖昧な形でもいいと思う。ほのかに幸せを感じさせれば、それで後味が良くなる。

この作品は名作ではない。いちおう家族で観れる作品だし、恋人と観るのには向いている内容と思うが、心に残るタイプの作品ではない。涙を確実に流させるくらいの不幸な別れが必要だった。

そこまで最初から狙っていなかったのかも。きわめて軽いラブコメのつもりだったのか?とことんギャグで通すか、エッチな笑いに徹するか、そんな徹する部分が足りなかったのかも知れない。

 

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