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2011年9月22日

愛とセックスとセレブリティ(2009)

- ハッピーエンドでは? -

ロスの街を舞台に、男娼として生きる男と、彼を取り巻く恋人達の物語。

ちょっと変わった路線。似たようなストーリーの映画を観たような気もする。青春モノと言えるか。

主演はアシュトン・カッチャーだが、いつものラブコメではなく、かなり辛辣で、リアルな物語。露骨なシーンも多く、子供が観れる作品ではない。コメディではないので、恋人と観るのも勧められるか解らない。

存在感を感じさせる主人公だった。実際にも年上の某有名女優と暮らしているらしいカッチャー君だから、この手の役柄には合っている。彼をイメージして作品が作られた可能性もある。共演者達もリアルだった。

年増の弁護士役の女優は、冷たい印象がするものの、焦りや怒り、変な納得の仕方などがリアル。同棲相手が浮気をしても、結局追い出さない、そのやり取りの表現が上手かった。

タイトルは理解不能。

ロシア出身らしい若手の女優は、ひと目で好きになるタイプとは思えなかったが、存在感はあった。元カノを演じていた女優、そのファッションや雰囲気も、あんな女性に特有の、日本人でも共通した雰囲気を感じた。

主人公が感じるジレンマ、成長というのか、理解の仕方などの演出は非常にオーソドックスで、全体の流れも青春映画と言えそうな感じ。悪い映画ではなかった。真面目な作品だった。

変にラブコメ風の演出だと、観ていて辛くなってくるかもしれない。

見ようによっては暗すぎるしリアルすぎて、娯楽性に欠けた作品ともいえる。もっと激しいセックスシーンを満載するか、誰か死ぬような、とことん不幸な路線を目指すか、何かの方針転換が必要だったかも知れない。

見どころはどこだい?と聞かれて、ちょっと困る。はっきりした見せ場が欲しかった。単純に主人公の恋が成就していく話ではいけなかったのだろうか?ハッピーエンドではだめなのか?私には解らない。

前半は主人公が金持ち女を手玉にとって、次々と豪邸を渡り歩き、自信満々、悠々と生きる様をユーモアたっぷりに描き、笑われるのは金持ちの女の浅ましい姿。後半は調子を崩した主人公が、逆に悲惨な目にあって目が覚め、最後には真の愛に生きるってのが、流れとして望ましい。「殺人狂時代=青ひげ」の古典的パターン。

前半部分では笑いの要素をもっと増やして、複数の女を登場させ、とことん女どもを笑ってはダメだったか?女性団体からバッシングを受けるか?

 

 

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