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2011年8月12日

RED/レッド(2010)

ー 痛快な作品でした -

主演 ブルース・ウィリス

かって冷戦時代にCIAなどで火花を散らした諜報員の主人公達も、今は年金暮らし。しかし、ある日そんな主人公の元に暗殺部隊が突入してくる・・・

ブルース・ウィリス主演のアクション映画となると、くさ過ぎてもう駄目だろうと思いながら観てみたら、意外に面白くて驚いた。これは主に監督らスタッフの処理の仕方と、俳優達の存在感がマッチしたからだろう。

絵葉書のような画像を使って場所の解説をする手法は珍しくないが、久しぶりだったので斬新ささえ感じた。適度なロケーションの移動の仕方で、手法とストーリーがマッチしていた。

傑作だったのはマルコビッチが演じた仲間のキャラクター。ギャグ的に完全に狂った様子がおかしいし、花の陰に隠れたり、ブタの人形を持ち歩いたりするのは日本のテレビ番組やアニメに出てきそうな感じ。

他にもアーネスト・ボーグナインが出演していて驚いた。何歳だろうか?

主人公達の動きには期待できない。腹も出ているし、ドタバタした印象。でも、それを補うだけのカメラワーク、爆発のシーンがあって、迫力には問題なかった。アクションスターなしのアクションも可能。

荒唐無稽な物語だったんで、腹を銃で撃たれた女性が直ぐに立ち直って敵を倒す奇跡も気にしない。

ある意味では完全にテロリストになっているのだが、ヒーローでもあるということで、これも無視。

子供に教育的に良い作品では全くないのだが、娯楽としては子供にも悪くない。ただし、登場する役者には全然興味を示さないかも。「あのお爺ちゃん見たことあるなあ。」ってな具合か。基本は30歳以上の成人用の映画。

実際に現役時代にひどい目にあった敵のスパイを、執念深く始末しようと考えることはないのだろうか?

裏切られたために左遷された仲間が、亡命先のスパイを探し出して数十年後に復讐する可能性はあると思う。最近でもウクライナとロシア、ロシアとアメリカでスパイの国外追放、暗殺事件などが報道されていた。内部ではクビになったり、左遷された人員もいたはず。

20年も経てば、さすがに敵のガードも下がる。国家同士も友好な関係になっているかも。そんな時に自分を守るのは難しい。ただし、実際に復讐してしまったら、自分を保護する法律はないし、組織の現役の者がかばうことも難しいだろう。完全な犯罪者にしかならないことを覚悟する必要はある。

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