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2011年8月31日

ダレン・シャン(2009)

高校生の主人公は、友人が毒グモに刺されてしまい、彼を救うための契約として吸血鬼と取引をし、半吸血鬼になった。しかし、助けた友人は彼の行為を誤解し、敵側のバンパイヤ集団に参加し、彼と戦うことになる・・・

・・・有名な小説があるらしい。そういえば子供本のコーナーに気味の悪い表紙の本があったような気もする。

この作品のプロデューサーは、「アメリカン・パイ」シリーズも手がけていた人物らしい。娯楽作品で効率よく稼ごうと思ったら、青春エッチコメディかSFタッチのホラーは期待が持てそう。「アメリカン・パイ」シリーズは投資額の数十倍の収入をもたらしたらしいから、一発当てると大きい。

この作品は映画館でやっていたかどうかも知らない。渡辺謙が出演していたから、それなりに日本でも話題になったはずだが、ヒットはしなかったのでは?渡辺の個性とは関係ない出演だったと思う。

主人公は役柄に向いていたと思う。優しそうで、真面目そう。敵役となる少年のほうがテレビ業界では有名なタレントらしいが、ちょっと小柄で主人公とのバランスから考えれば、迫力が不足していた印象。

Johon

最も重要な役柄であるボス兼教師係を演じていたジョン・ライリーは、実に個性的な顔をした俳優で、悪役としては最高。顔だけでも存在感が素晴らしかった。

もう一人、気味の悪いデブの悪役もなかなか良かったが、どんな能力を持っているのかが解りにくかったので、浮いた感じは受けた。

話の展開の仕方は、特にワクワクするという印象は受けなかった。まるで高校生が遊び半分に作った物語のような印象で、実際にもそうだったらしいから当然。例えば、ディズニーのスタッフが大勢集まってさんざん検討して作る物語とは完成度が違うのは当然か。

ハーフ・バンパイヤという設定も珍しくはない。ウェズリー・スナイプスの「ブレイド」シリーズもそんなもの。サーカスに逃げ込む主人公の話も多い。独特の話とは思えないのだが、人気の理由は何だろうか?文章の力か?

バンパイヤ達が素早く移動する姿の表現方法には疑問を持った。凄さを表現するための迫力に欠けた、古い手法のような印象。手を抜かず、CGの技術を上手く使って、バネやパワーをイメージさせる手法が欲しかった。

この作品は子供向きに作られたんだろうが、あまりおススメとは思えない。勇気、友情、愛情などの要素が少ない気がする。恋人といっしょに観るのは、やや幼稚にすぎる印象。誰が見ると良いのか不明。シリーズ化されるのだろうか?

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