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2011年8月18日

恋におぼれて(1997)

- 中途半端  -

天文学者の主人公の恋人が失踪。彼女を探してニューヨークにやってきた主人公は、恋人と同棲している男の元恋人と協力することになる・・・

・・・まず笑えたのは、恋人と同棲している男の姿。演じていたチェッキー・カリョがモテる男の面か?とてもありえない。イメージと全く違う配役で、笑わせた。

ニキータの鬼教官役では無骨な顔が役にはまっていたが、もて男の風体とは明らかに違う。しかし、それが好都合だったようだ。後半、ケガをしてギブスで固定されると非常におかしい。美男だったら、もしかすると可哀相な印象がでてきたかもしれないが、無骨な男だったんで笑えた。

キャラクターも光っていた。実はシェフのトレーニングなど受けていないのに、一流シェフとして成り上がっている。自分では料理していないようだ。厳しい状況でもガッツで乗り切ろうとする。

いっぽうのヒロインたるメグ・ライアンの登場の仕方も笑える。いつもとは全く違うタイプを狙っていたようだ。ただし、成功したとは言えないような気もする。

当時の彼女は、かわいこちゃんのイメージを壊そうと、色んな役柄に挑戦していた形跡があるが、結局は失敗に近い状況で終わった印象が強い。この作品でも、結局はキャラクターとして中途半端のままで終わったのでは?

軽いコメディだから、中途半端でも気にならない人が大半だとは思うが、やはり強い好感度を維持しないと、齢をとってからスターの地位に留まることは難しくなる。

多くの役者が、自分の役柄を拡げ、意表をついた登場をしようと努めてきたはずだが、成功したのはわずか。悪役から味のある爺さん役に変身した俳優は多い。コミカルな部分を強調して、肉体派に留まらない活躍をした役者もいる。でも、失敗例が多い。

州知事にまでなった肉体派俳優は、ついに浮気がばれて、最近は厳しい状況に落ちているようだ。成功と失墜は、常に隣り合わせである。

主人公のマシュー・ブロデリックは役柄に合っていたと思うが、印象に残るキャラクターを演じたかったなら、表情のわざとらしさを抑えて、コミカルでないコメディを演じることを勧めたい。完全なシリアスドラマの雰囲気でやったら、逆におかしくなると思う。

演出家との意見が合致すればの話で、役者だけを批判はできないが。

全体にドタバタが目立つ印象になっており、大成功の作品とは言いがたい。そこそこ面白い部分もあるという程度。恋人といっしょに観るのは悪くないかも。あんまり集中し過ぎる面白い作品は、かえって好ましくない場合がある。

 

 

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