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2011年7月19日

知らなすぎた男(1998)

- 充分理解できず -

イギリスにいる弟を訪ねた主人公は、テレビ番組が主催する飛び入りドラマに出演する・・・はずだったが、実際の殺人事件、巨大な陰謀に巻き込まれてしまう・・・

ビル・マーレイ主演の懐かしいタッチの映画。たぶん特殊効果は使われていないような印象。トンチキ(この言い方が既に懐かしいが)の主人公が最後まで勘違いをしながら、結構な活躍をするのが笑える。ただし、古いタイプの笑い。

この作品は、今の若い人には昔ほどは受けないと思う。でも、激しくグロい笑いに飽きた時には、意外に新鮮かも。子供には向かないような気がするが、いちおうの節度は守ってあるから、家族といっしょに観て悪いことはない。恋人といっしょに観るのは、たぶん悪くない。最新のセンスの笑いよりも、かえって落ち着くような気がする。ラストも良い。

観終わった後に、心に残る作品とは思えない。もう一回繰り返し観たいとは普通なら思わないだろう。でも、少し楽しめたね・・・そんな作品。

独特の雰囲気は、アメリカ映画のドタバタとは少し違う印象。舞台がイギリスなんで、アメリカとイギリスとの違いが強調されているのかも。私には理解できないが、おそらく英語の微妙な言い回しやテンポにも違いがあって、それを強調して笑っているのでは?

ビル・マーレイのキャラクターは古すぎるが、最初から古めの印象だった。デビューしたての頃から既に結構な中年体型で、戦後のコメディアンのようなクサイ雰囲気のギャグがウリだった。でも、それが一種の普遍性、古典性につながって、今も当時と似たような古い感覚で結構笑えるのが不思議。

ギャグのセンスが日本人には解りにくいのか、微妙な表情も理解しがたい。アップで見ると顔のアバタが激しいので、悪役のような印象を受ける。外人にはとぼけた表情に見えるのかも知れないが、正直怖い。

ピーター・ギャラガーが弟役で出演していたが、いまだに大仰に騒ぐ役柄で「バーレスク」の夫役として出演していたくらいだから、随分長いこと活躍している。独特の顔が役立っているようだ。こちらは我々にも解りやすい。

知り過ぎた男のパロディになっている点もありそう。

視聴者参加型のテレビ番組は色々あった。クイズ番組が多かった。関口ひろしが司会する「ある、ある・・」と叫ぶ番組は何といったか忘れたが、くだらなくて閉口するほどだった。どこかの国の番組をまねしたのか?

ドラマに出演する企画もあったのかも知れない。欧米なら成立しそうだ。そこにトンチキの男が入って問題を起こしたらおかしいだろうと、誰でも想像がつく。企画は悪くはなかったが、新鮮味には当時から欠けていたかも。

 

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