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2011年7月 6日

トゥルーライズ(1994)

平凡なサラリーマンの主人公の真の姿は、米国の特別捜査官。テロ組織と戦いながら、夜は普段どおりの家庭生活を送っていたが・・・

・・・7月3日のテレビで久しぶりに鑑賞。

公開当時の宣伝で使われていたのは、橋を爆破して敵のトラックを止めるシーン。車が宙に浮かんでひっくり返る。まともに爆破されていたら、かえって迫力が損なわれてしまう。上手くタイミングを計っていたに違いない。

驚異的な迫力で、いったいどうやって撮影したのか知らないが、実際の橋と似せた橋をわざわざ作って爆破したってことか?完全なCG合成か?どんだけ予算を使ったのか興味がある。

全体の制作費は1億ドル以上、収益は3億ドル以上という、壮大過ぎる規模。金をかけただけの迫力が興行成績に寄与していたと思う。この前の年のターミネーター2でも1億ドルくらいの予算を使っていたらしいので、当時のシュワルツェネッガーの勢いもあったのだろう。

他にもいろんな爆破シーン、追撃、戦闘機のシーンが満載。戦闘機の上に飛び乗る、相手を振り落とすといったシーンが、何の違和感もなく撮影されているので、技術が凄い。

アクション映画は、やはり観客を驚かせないといけない。深い内容で勝負する作品ではないから、驚くだけの爆発、CGは必須だった。

アイディア自体は珍しくはない。主人公が仮面をかぶって生活し、家族も真の姿を知らない設定はマンガでもよく見る。コミカルに二重生活を送るだけでも面白いのだろうが、この作品は無駄と思えるほど戦いの迫力がある。プランを練る時点で予算を絞ろうとは考えなかったのか?

橋を爆破するシーンに失敗していたら・・・戦闘機のシーンの撮影が難しくてワイヤーによる動きが写ってしまったら・・・コメディタッチにするか、迫力を重視するかのバランスも難しい・・・全てが上手くいかないと予算を大量に喰った駄作になりかねない危うさを持つ企画だったと思う。

例えば、親子や夫婦の間の感情が盛り上がる感動巨編の方向にベクトルを振っていたら、たぶん白々しい作品と感じる人も増える。全くアクションだけだと、これまた内容がなさ過ぎとソッポを向かれかねない。

本当に適度に、子供も大人も楽しめる娯楽作品に仕上がっていたと思う。

奥さん役のジェイミー・リー・カーチスも良かった。スタイルの良さとオバサン風の顔のバランスが作品にはまっていた。お色気シーンも上手く使われていて、家族でも観れるがセクシーでもあるバランス感覚に優れた演出だった。

20年近く経っても感心できる作品だから、本当にレベルが高い。

 

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