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2011年5月15日

フィリップ、君を愛してる(2009)

- 主人公の心情は? -

ゲイの詐欺師が主人公。刑務所で出会った美男と恋に落ちる。彼のために、脱獄、新たな詐欺を繰り返し・・・

・・・想像を絶する話だが、実話が題材らしい。信じがたいが、脱獄を何度も繰り返すことができたらしい。常習犯ともなれば看守も警戒しそうな気がするが、あちらでは独房に放り込まれたりはしないのだろう。たぶん、看守も買収されやすいからか?

作品は本来なら暗い犯罪、性的な倒錯を描いて気持ち悪いものになりそうだが、上手く処理して娯楽作品に仕上げている。なかなか上手な演出。まさかゲイのスタッフが作っているのでは?

アートの世界にはゲイが多いらしいので、ありえない話ではない。

主人公のジム・キャリーは、最近勢いが落ちつつある印象。この作品でも、後のイメージが心配になる。でも演技は見事だった。動作もおかしい。キャリアを考えると、彼にとって良かったのかどうか解らない。

相手役のユアン・マクレガーも非常に上手かった。オカマチックな仕草を、オーバーにならないように演じていた様子。

男らしさと性的な感覚は別物だろう。私は特別男らしい男というわけではないが、やや気持ち悪く感じた。愛情、友情を描いていたのは解ったし、エログロの世界で耐えられない作品でないのも確かなんだが、もっとソフトに描くことも可能だったような気もした。

美しい愛情の物語として描くなら、もっとトコトン美化した描き方もあったのではないかと思う。ゲイならともかく、セックスシーンは面白くはない。ぼかして欲しかった。

詐欺師、脱獄犯の話は映画の良い題材になる。詐欺師の頭の中がどうなっているのか興味がある。

詐欺をすることに罪悪感を全く感じないはずはないが、行動を縛られるほどの罪とは感じていないのだろう。詐欺によって得られる利益のほうに意義を感じ、詐欺の成功に自信を持っているからこそ出来るのだと思う。

刑罰を怖れていないはずはない。刑務所から脱走することは、通常なら不可能に近いはず。能力のある人物でも必ず成功し、二度と捕まらないことは考えられない。でも、それを怖れて犯行を思いとどまることをしないのはなぜか?

罰に慣れて耐えられるようになっているのか?失敗してクヨクヨ後悔することはなく、前向きに考える能力があるということか?前向きと言ってよいかどうか解らないが。

自分の能力への自信、判断の仕方に何か理由があるのだろう。クヨクヨしすぎない点は、褒めるべきか?

Photo_2 

小沢氏や秘書達は検察と戦っている。言い方は悪いが、ほとんど詐欺師同士の戦いのような気がする。私には、もうどっちが本当のことを言っているのか判らない。

旧来の構図なら、小沢側が手管を使って汚職、脱税、裏取引をしていたはずだが、もしかするとほとんどは合法的なのかも。検察は威光を保つため、政治的な駆け引きの材料として告発の動きをしているだけで、本気で小沢氏を倒そうと考えてはいないのかも。独立しているはずの審査会からの訴訟も、検察関係者の意向を反映したに過ぎない可能性もある。

根本的に全て某国の諜報機関の策謀の可能性もある。中国の首脳と多数の国会議員を握手させるような人物を許すはずがない。

長期間、進退問題をせっつかれながら動かない小沢氏は、いったいどんな心情だろうか?関が原後に徳川家康にせっつかれている島津家のような状況か?私なら緊張に耐えられず、直ぐ引退宣言してしまいそうだが、耐えてるのは偉い。並みの神経ではない。

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