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2011年2月 4日

ジョナ・ヘックス(2010)

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- B級グルメ -

南北戦争終結後、生き残った将軍がギャングと化して合衆国に宣戦布告。秘密兵器を手に入れた。大統領は将軍の宿敵ジョナ・ヘックスに退治を依頼する・・・

・・・アメコミが原作らしい。ダークヒーローが次々と誕生するアメリカはおかしな国だ。スーパーマン以外にマトモなヒーローはいないのか?悪役にしか見えない外見。

この作品は面白かった。意外だった。マカロニウエスタンの伝統に乗って、SFに近い設定をした冒険映画という路線かも。主人公のキャラクター、外見も良かった。憎憎しげな話し方は、ヤクザ映画のニヒルなヒーローみたいな感じで、半分おかしく、かなりカッコ良い。顔の傷は有効なアピール。

主人公を演じていたジョシュ・ブローリンは、普通のメイクで見ると何の特徴もないボンヤリした男に見えるが、悪役をやらせると非常に迫力が出る。大したキャラクターだ。おそらく齢をとっても良い味を出すに違いない。

このようなヒーローに大事なのは強い敵、美しくセクシーな女性、人の良い協力者である。今回は、それらが揃っていた。協力者は大統領だったようだ。

ヒロインのミーガン・フォックスは確かに美しい。昔の西部劇のヒロインのような、はっきりした顔が作品にバッチリ当たっている。体も美しいし、色っぽい。「トランスフォーマー」でしか知らなかったが、彼女はアクション物には最高の女優。名作に登場するようなキャラクターではなく、いかがわしい二級品映画に最適な感じがプンプン。色気もプンプン。

もはやアンジェリーナ・ジョリーは必要ないかも。

敵役はジョン・マルコビッチだったが、主人公との目立ち方を比べると、やや迫力不足か?刺青をした彼の部下も結構活躍していたが、悪役のバランスには多少の不満を感じた。とことん悪役としての冷酷さ、強さを表現できていただろうか?

ストーリーはよく出来ていた。ただし、主人公の家族が殺されるシーンを繰り返しすぎて、ややテンポを損なう結果になったかもしれない。基本的に単純な時系列で進めたほうが観客には理解しやすいし、盛り上がることが多い。

それと、敵役は残しておいたほうが良い。今回は将軍の部下を退治するだけに留めて、将軍を取り逃がし、次回作への布石をしておいたほうがいい。

深い感動が得られるような名作では全くない。何の意味もない、二級品の雰囲気に満ちた特異な西部劇風SF映画。ただし、面白い。家族で観る作品ではないと思うが、恋人とただただ楽しんで観るには良いB級グルメ的映画。

 

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