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2011年1月27日

デモリションマン(1993)

Demorisyonn_3 - 敵役が大事 -

主人公である刑事は極悪非道の犯人を捕らえることに成功したが、人質を死なせた罪で冷凍保存される刑罰を受ける。ところが、ある事情で急遽蘇えることになった・・・

・・・シルベスタ・スタローン主演の痛快SF。ヒロインはサンドラ・ブロックだったんだ! いつの間にかダイアン・レインと勘違いしていた。彼女が共演したのはジャッジ・ドレッドだったか?似たような話ではあったが・・・

50歳近いスタローンの動きは悪くない。軽快さは全くないが、懸命に走っている姿は認めないといけない。それに、この作品のCGは結構高いレベルにあると思う。実写の部分も、かなり金をかけているような気がする。大画面で見て、初めてそう思った。

特に良かったのは、敵役のウェズリー・スナイプスのキャラクターだった。時々失敗をやらかしてスタローンにつけいる隙を与えてしまうところに好感を持てる。極悪非道の犯罪者のはずなんだが、注意してみれば人を無残に殺しているわけではない。ほとんどは殴って倒しているだけ。この辺のことは本人と契約の段階で決めてあったのかもしれない。

スナイプスの動きは良好。表情や憎々しげな笑い方、失敗して「ありゃ?」という時の表情など、役柄に徹している感じ。スタローンが真面目くさって大仰な演技をするのより、ずっとレベルが高く、好感を持てた。「メジャーリーグ」で痩せた野球選手を演じていた男とは思えない。その後のドラキュラ役に通じる迫力。

敵役が良かった関係で、この作品は結構人気があるはずだ。テレビで2回くらいやっていたと思う。テレビよりもずっと画面が美しい地デジ対応のテレビで見たら、本当に美しかった。

サンドラ・ブロックが有名になる前の出演作だったが、さすがに印象が薄い。色っぽいシーンも少ないし、妙なギャグを飛ばすし、印象に残りようがない感じもする。でも当時の彼女はスターと共演できるチャンスだったわけだ。近年では彼女が売り上げナンバーワン女優になってるらしいが、この当時はそんな迫力はない。

原案が良かったと思う。よくありがちな設定だが、スナイプスのキャラクターが生きた関係で、結果的に完成度が高かった。地下に潜む人達が長いこと逮捕されないで生きておられたことや、リーダーがパッとしないことなど、適当に作られた印象もあるが、その辺は許せる。

適度なギャグで笑わせ、派手なアクションで驚かせ、未来の進み具合を示すアイディアもなかなか考えてあった。車が暴走した時に発砲スチロールみたいなのが乗員を保護するなんて、実際にも使えるかも。

内容は何もない、しんから娯楽に徹した映画。家族で観ることも可能。恋人と今観てもいけそうな感じ。

 

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