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2010年10月30日

永遠に美しく(1992)

Photo 

監督 ロバート・ゼメキス

娘時代から張り合ってきた二人の女。女優のほうが作家のボーイフレンドを奪って結婚。作家は、ショックでカウンセリングを受ける状況に。ついに彼女は復讐の決心をする・・・

ゴールディ・ホーンは当時47歳、メリル・ストリープでさえ43歳。結構な年齢の二人が演じたことで、話は真実味があったというと失礼にあたるかもしれないが、リアルだった。

役者の表情がオーバーで、演出方法が古いコメディのままの、なんだかテレビ風のやや幼稚な内容。でも、腹を抱えて笑いたい客には最適。内容はかなり怖ろしいブラック・ユーモアに満ちていて、簡単に殺人事件が発生してしまうのだが、ドギツサは感じない。

「ビートルジュース」「アダムズ・ファミリー」の路線に近い、気持ち悪いシーンがある。首が後ろ向きになり、腹に穴が開く。でも、きっとアメリカの映画館でこれを見た客は、腹を抱えてギャハギャハ笑うんだろうな、怖ろしい奴らだ、と勝手に想像。

できれば子供には見せたくない。残虐さに何か影響を受けられては困るから。そんなの気にしすぎよという家内も実に怖ろしい人間なんで、我々まっとうな人類は、この作品を大人になってからしか観ないようにしたい。

恋人といっしょに観るのはどうだか解らないが、相手の反応を見るのには向いているかも。どんな反応を示すかで、そのまま付き合うか別れるかの判断材料にしてもよい。

この作品で最も目立ったのは、たぶんゴールディ・ホーンだろう。彼女は随分若い頃から映画に出ていた。最初は可愛らしいイケイケガール風(古い)の時代、やがてはラブコメや、思いがけない不幸に見舞われる作品など。でも途中で結婚し、ちゃんと映画の仕事も続けており、ただものではない。

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若い頃は、浜崎あゆみの親戚のようなスタイルだ。浜崎のスタイリストが影響を受けているのかも。この姿でゴーゴー、モンキーダンス(これも古い)を踊っていた。

しばらくすると、ファラ・フォーセット風の髪型に変わった。流行の最先端の女優ではなかったが、極端に老けないままコメディ専門でやってる。なぜ老けないのか?実は魔法の秘薬を・・・と、想像してしまいたい女優の一人。

薬を渡す女優は、古い映画で言うと「ヴァンプ」スタイルで、やや太目の女優。日本のタレント「ベッキー」のお母さんかな?と思って調べると、バーグマンの娘さんのイザベラ・ロッセリーニ嬢だった。もっとスリムな人が良かったかも。

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この写真も結構こわい。そもそもゴールディ・ホーンが有名になったのは映画「サボテンの花」で、その中で彼女はイザベラの母親のバーグマンと共演しているから、二人には縁があるのだろう。

女優達に比べると、ブルース・ウイリスの存在感が薄い。ダイ・ハード男がいたぶられるから面白いんだろう。シュワルツネッガーだったら、もっとおかしかったかも。ラストで晩年が幸せだったというくだりは面白かった。皮肉な結末は、非常に上手いプロットだった。

しかし、ギャグがいかにもゼメキス風だった。役者の表情がわざとらしく、全体のテンポがゆっくりしている。そこが安心して見られる良い点なんだが。

 

 

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