映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« アマンダ・ピートのピンクな気持ち(2000) | トップページ | 仮面ライダー超電王劇場版EPISODE・YELLOW(2010) »

2010年7月 3日

隣のヒットマン(2000)

- 実在しそうか? -

夫婦仲が最悪の歯科医の隣に殺し屋が引っ越してきた。殺し屋には賞金が懸かっている。歯科医は賞金目当てにギャング団に行くハメになるが、いっぽうで奥さんは歯科医を殺すべく段取りをしていた・・・

主人公の奥さんの悪妻ぶりがおかしい。彼女の出番がもう少し長くても良かったかも知れない。

主人公の歯科医も結構良い味を出していたが、ややドタバタしすぎで、テレビの演技のままの印象を受けた。もっと小柄でマッチョでない男のほうが役柄に合っていたのではないかと感じた。

借金まみれの家族が、郊外の一軒家に住んでいても不思議ではないのだろうか?たぶん、義父の財産に住んでいるという設定だろうから、ありえないわけではないだろうが、日本人の感覚から言えば、結構な邸宅に住まい、広い庭の芝生の世話をするのを見たら、ちょっと設定に違和感を覚える。

日本人なら、絶対にアパートに住んでいて、安い焼酎なんかでクダをまいているだろう。あちらの歯科医は、相当にリッチなのか?

アマンダ・ピートのキャラクターにもちょっと違和感を感じた。日本人なら、クールなアネゴ風の女殺し屋か、完全にぶっ飛んだギャル風の女のパターンしかありえない。彼女のキャラクターは、おバカなギャルに近いものの、実在しそうな雰囲気は全くなく、設定に無理があったように感じた。

もっと完全にネジが切れたような女優のほうが良かったのでは?

でも、この作品はリアルさを追求する必要はないので、シニカルで残酷な笑い、ブラックユーモアに徹することだけを考えれば充分なんで、その点に関しては素晴らしいデキだった。

主演のブルース・ウィリスの演技は、いつもながら非常に臭く、たまには目を細めないで演技でないのか?と思えるほど。でも、この作品では思い切り臭いほうが絵になるのも確か。

ヒロインと言うべき、ナスターシャ・ヘンストリッジはクールな美しさが光っている。でも、イメージの問題だろうが、突然エイリアンに変身しそうな気がしてドキドキするのは私だけか?

筋書きも気にする必要はないのかもしれないが、不自然な点が多く、気になった。もっと設定を練って、ラストが気になるようにすることも可能ではなかっただろうか? 派手な裏切り、逆転、ワナ、それらを散りばめてわけが解らない作品になっていたら、さらにおかしかったかもしれない。

この映画は、たぶん子供も見れる映画だと思う。教育上はよろしくないが。恋人と気楽に観る映画としては悪くないと思う。

あちらの殺し屋はバーに連れ立って行ったりするものだろうか?日本を代表する殺し屋のデューク・トウゴウ氏は、バーの隅っこの席に座ったりはするようだが、仲間といっしょに行ってる姿を見たことはない。基本的には目立たない行動をとるべきだ。店員に顔を覚えられるのは得策ではない。

酔っていると、反応は鈍くなると思う。一瞬のスキをつかれて殺されないように、防御体制がしっかりした状況以外では、禁酒したほうが良い。プロ生活はストイックでつらいものであると、私は考える。

 

 

« アマンダ・ピートのピンクな気持ち(2000) | トップページ | 仮面ライダー超電王劇場版EPISODE・YELLOW(2010) »