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2010年5月16日

理想の彼氏(2009)

- 品の良い物語 -

40歳の子持ち女と25歳の若者の恋物語。 子持ち女は離婚してニューヨークにやってきた。コーヒー店の店員の若者と知り合い、ベビーシッターを依頼する・・・

主演のキャサリン・ゼタ=ジョーンズも齢を取ってきたが、相変わらず美しい。今回は冒頭で元夫への怒りをぶちまけるシーンはさすがにギャグが過ぎていたような気はする。後半は演出のせいか、現実的なシングルマザーの役割を演じていた。控えめな演技が良かった。

ジャスティン・バーサという俳優が相手役だったが、好感を持った、これも控えめな演技で現実味を維持するようにしていたようだ。

映画全体も、いわゆるツカミのためか、最初はギャグの配分が多めであったが、後半はシリアス~ハートウォーミング的な展開に変化していたので、登場人物達もそれに合わせていたらしい。演出の方針がはっきりしていたために、違和感を感じる場面が少なかった。 

子供が成長して、役者が替わっていたが、これも自然だった。良く似た子役を探してきたんだろう。若者の父親役は、どこかで見た顔と思ったら、どうやらアート・ガーファンクルか?いい味を出していた。

この種の映画では印象的な脇役が必要だと思う。強力なライバル、もしくは変人の友人。

友人役はそこそこ変人だったが、見ただけで笑わせるほどではなかった。恋の邪魔をするくらいの役割が望ましいと普通は思うのだが・・・

ライバルはいなかったようだ。言い寄る金持ちが出現して、主人公の心が揺れるというのが、メロドラマの場合の常だと思うが、それも省略されていた。そんな関係で、割と大人しい話に終始し、控えめな印象を受けるのかも知れない。

後半の雰囲気が良かった。そのため、映画を見終わった後の印象もいい。特にレストランで主人公達が再開する場面、そして良い事を連想させるだけで終わるラストのさりげなさも良かった。人によっては、尻切れトンボ、解説不足ととられかねないが、ハートウォーミング路線を狙うなら悪くはないと思う。

この作品は、確か熊本では公開されていなかったように記憶する。DVDで宣伝を見ていたので知ってはいたが、ビデオ屋さんでも扱いが低い。軽めの作品の中では佳作だと思う。たぶん、30-50代の女性には受けるのではないか?

家族で観る映画ではないと思う。子供が出演してはいるが、大人限定が無難だ。恋人といっしょなら、この作品はオススメ。

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