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2010年3月16日

キャット・ピープル(1981)

- 主人公は立っているだけで充分 -

主演 ナスターシャ・キンスキー

ネコ族というか、クロヒョウの一族があった。人間を愛するとクロヒョウの姿になり、その人を殺さないと元の姿に戻れないという宿命があるらしい。孤児として育った主人公は兄と名乗る人物に会うためニューオーリンズにやってくるが、凄惨な事件が待っていた・・・

・・・ストーリーはどうでもよく、ただ「テス」で思い出したナスターシャ・キンスキーを見るために見てしまった。メーキャップのせいもあるのだろうが、いかにもネコみたいな顔つきの色っぽい女優だった。当時の彼女は20歳くらいで、随分と痩せている。ヌードも魅力的だった。

ストーリー展開や、設定などには満足できるとは言えないものを感じた。普通、この種の映画でヒットするのは人間と怪物の恋物語で、最終的にどちらかがが死に、片方が心に傷を負っても生き残る話が多い。そして新たな物語が次回作に持ち越される・・・てなのがパターンだ。この作品はリメイクらしいから、そのあたりが自由にはいかなかったのか?

怪奇映画としての演出が充分だったとは言えないと思う。とことん怖く作るなら、主人公達ネコ族が暗闇に潜みながら次々と人を殺し、その後はすまして人ごみに戻り、捕まらない。どこで誰がやられるか判らない。知恵比べの様相を呈するってのが必要だったはず。その方面の面白さは狙ってもいなかったようだ。

キンスキーは美しいが、ネコのように立ち回るわけではない。演技力が凄いという印象は受けないが、立っているだけでも絵になる。ただし、もっと体が柔らかくネコみたいにしなやかですばしっこい女優はたくさんいると思う。セクシーな肉体派女優でリメイクしたら、ヒットは狙えると思う。

ただし実際には難しいようで、ハル・ベリー主演で作られた映画はこけたみたいだ。ハル・ベリーは年増で、動きにも無理があり、最初からネコ向きではないと解っていたはずだが。

特殊メイクも今ほどは進んでいなかったようで、怖さが若干不足している印象を受ける。メイクが凄かったら、ずっと怖い映画になっていたかもしれないのに・・・

共演者達の個性が上手く出ていたかと言われると、これも不充分だったような気がする。せっかく金をつぎ込むんだから、もっと自由な設定とテーマを絞った訴え方があればよかったはず。でも主人公のキンスキーは非常に美しかった。

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