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2010年2月 7日

アイスエイジ3 ティラノのおとしもの(2009)

- スクラットが最高! -

前回までの冒険で信頼しあっていたはずの三匹、マンモス、サーベルタイガー、ナマケモノ?らが、突然仲たがいをする。原因はマンモスが家庭を持つこと、サーベルタイガーが齢をとったこと、ナマケモノが変な卵を拾ってきたこと。卵からかえった恐竜達の母親がやってきて、ナマケモノは地下に連れ去られてしまう。彼を救うため、皆は地下に向かう・・・

・・・またしても冒険の旅。地下には恐竜の国があった。そこにはヤマネコ?イタチ?がいて、あたらな仲間となってくれた。典型的なパターンで、無理に作ったストーリー。でも面白かった。特にドングリを狙うネズミのキャラクター、スクラットが今回も活躍してくれたので、さながら劇中劇のように短時間のショーをしてくれて効果的だった。

アイスエイジ1-2は子供のために何度も観た。登場人物のキャラクター設定が良く考えてあって、ボケ係、タフガイ、冷静な人格者らの組み合わせがしっかりしていたことで楽しめるストーリーになっていた。仲間を作って勇気を持って共に戦う、危機を乗り越えるストーリーは健全だ。家族でみれる映画だ。

CGの質に関しては、昨今の映画は非常に進歩しているので、このシリーズが特に優れているとは言えなくなっているが、必要最小限の緻密さ、早さを持ち、しかもギャグ満載のシーンが配置されているので、子供達は結構面白がる。シリーズ1~2と比べるとやや新鮮さが失われた関係か、自分は飽きを感じたが、子供なら大丈夫ではないか?

小動物の動作をよく再現していることに感心する。

スクラットという名前だったらしいが、ネズミのキャラクターがストーリーと多少の関係を持ちながら独自に、ひたすらにドングリを追う姿がユニークだ。このシリーズで最も人気があるキャラクターだろう。

あの無茶な動きはトムとジェリーの時代からの伝統だ。くだらないと言えばそうだが、単純におかしい。理屈抜きで楽しめる。長くなると観客も疲れてしまうだろうが、適当に話を切り、次への間を作る効果があるので、スクラットの力は凄い。

近所の女の子が落ちつきのない、キョトキョトした動作をする。「今日はどんな症状?」と聞くと、返事をせずにキョトキョト親の方を見る。「喉が痛いの?」「・・・」その間、すばやい動作で親を見る、かぶりを振る、また親を見るを繰り返す。まるでリスの精が乗り移ったかのような動作。職員も「あの子は小動物みたいね」と言う。

ふてぶてしい外見の学生でも、同じように返事しないか、またはいちいち聞き返してくる子が多い。「セキは出ますか?」「はあ?」「セキ・・・ゴホンゴホンと出ますか?」「・・・(首を横に振る。)」「鼻水は?」「はあ?」「鼻から何かたれるように出ますか?アオバナみたいなのか、水みたいなの。」「・・・(首を横に振る)」 会話が成立しにくい。

彼らは本当に日本人かい?

新しいキャラクターである冒険家?ハンター?のイタチみたいな動物バックもなかなか目立つキャラクターだったが、主人公達を凌駕するほどではなかったかもしれない。次回作があれば復活してくるかもしれないが、印象としては一回きりが良いような気がする。スクラットは絶対必要だが。

本作は3Dにもなっているそうだ。20世紀フォックスと、どこかのアニメプロダクションが作ったらしいが、メイキング編のなかで色々な工夫が語れていた。声優を兼ねた製作者もいたらしい。さぞ楽しき職場だったろう。

でも、そろそろこのシリーズは終わりにすべきではないか?そんな気がする。

 

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