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2010年2月12日

ターミネーター4(2009)

- 驚異的なシーンが欲しい -

審判の日以降、機械による攻撃に反撃を試みる人類のスターはジョン・コナーだった。彼の部隊が研究所に侵入し、新しいタイプのターミネーターの設計図を見つけるが、それは半分人間を組み込んだものだった・・・

・・・今、世間ではトヨタ自動車のリコール問題が話題だ。プリウスの場合は、ブレーキのソフトに問題があったので、リコールでもブレーキはそのまま、ソフトを入力し直して試験をして終わりだそうだ。ちょっと怖い感じがする。

強力な振動、磁力、宇宙線、雷などに襲われた場合、本当に性能は確保されるのだろうか?おそらく強固なICチップに情報を保存しているのだろうが、電線が一本切れたら終わりでは?故障がすぐ判るなら良いかも知れないが、あまりに電子化された機能では、多少の不安を感じる。故障したもABS以外のブレーキ性能が確保されるならいいが・・・

ターミネーターには磁石は効かないのだろうか?強力な電磁波で敵を無力化することは?今回は、通信内容で攻撃する方針だったようだが・・・

今作では驚異的なシーンが足りなかったような印象を受けた。かってこのシリーズには観客を驚かせるシーンがあった。単純な仕掛けだが、最初は車を爆発させて葬ったと思った敵が、炎の中から機械だけの姿を表したシーン、T2では液体の動きをする形状記憶合金のシーンの数々、あれが人気を決定づけたと思う。今回は、そのような見せる凄さには欠けていた気がする。

他の映画が凄くなってきている。明らかにターミネーターの影響もあるのだろうが、それらに埋もれないためには次々と映像の魔術のような迫力あるシーンを作れないと厳しい。

設定上の疑問も残った。T3では形状記憶機能を有し、光線銃も内蔵した女性型ロボットが登場していたが、今回はちょっと古い型のロボットがほとんどだった。あれは、また未来が変わったからという説明だったようだが、そんならシュワルゼネッガータイプが登場するのも多少おかしい。ご都合主義の設定は、昔の二流のSFを連想させてしまう。まあ、そんなことどうでも良いのだが。

この作品は子供には勧められない。第一作と2作までは許容範囲ギリギリという感じがするが、基本的には内容のない、ただアクションだけの作品なので教育上良くはない。出来栄えに疑問も残るので、恋人が満足してくれない可能性もあり、大人にもあえては勧められない。

シュワルゼネッガーの登場シーンは、顔が若い頃のものだったので、たぶん合成ではないかと思うが、なかなかよく撮影されていた。原爆が落とされて、きのこ雲が上がるシーンはレイダースでも観たが、これも上手い表現だった。

戦闘シーンも迫力があった。でも、このシリーズでは観客は戦闘以外のシーンを期待していると思う。戦闘を減らしてでも、怖ろしい敵を色々登場させて欲しかった。プロトタイプの奇怪なターミネーターを期待したい。

最近はテレビシリーズ化してるようで、色っぽい女性型ターミネーターが活躍するらしいのだが、見ると時間がなくなるのが怖くて見ていない。うかつにテレビシリーズを見始めたため睡眠不足になった奥さん方をたくさん知っている。絶対に見てはいけない。

主演のクリスチャン・ベイルはどうも判らない。アクションが素晴らしいとは思えない、超二枚目でも、凄い名優でもないような気がする。この役に合っているのだろうか?むしろ共演者のサム・ワーシントンのほうがタフな男のような顔つきである。T3の俳優よりはマシだったが、この作品の魅力アップに貢献しているのか疑問。

 

 

 

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