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2009年12月26日

天使と悪魔(2009)

主演 トム・ハンクス

- 展開の早さで勝負 -

古代の宗教に詳しいラングドン教授に新たな依頼がやってくる。依頼主はバチカン・ローマ法王庁の警察。ローマ法王庁に届いた脅迫状についての解析の依頼だった。脅迫の内容は、枢機卿の暗殺とバチカンの爆破。武器は、どうやらスイスの研究機関から盗まれた「反物質」らしい。そして予告どおり、暗殺が始まった・・・

・・・トム・ハンクス主演で、同じくロン・ハワードが監督した前作は、アイディアは面白いと思ったが、盛り上がりには欠ける印象を受けた。しかし、この作品は前回の欠点を全て補正して、展開が上手く運ばれているように感じた。

敵が二転三転するのが良かった。どんでん返しの前には、コンクラーベの中心となる枢機卿がきっと黒幕に違いないと私は思っていたが、予想とは少々違った展開になったようだ。

展開が早いので退屈はしにくいが、恐怖感は少々足りなかったかも知れない。得体の知れない凶悪犯の素顔が徐々に解ってくるスリラー的な要素は排除されていたようだ。古典的なスリルでは観客が飽きると考えたのかも知れない。

ある地点に行くと、既に敵に何かを仕掛けられていて、こちらの狙いは失敗する。しかし超人的な推理力で、次の場所を割り出す。しかし、次の場所にも敵の仕掛けが・・・というパターンで客を引っ張るのだ。見え透いている。

近年の冒険映画には、このような二転三転ジェットコースター路線のストーリーが目立つ。観客を一気にラストまで引っ張ることを最優先にしているようだ。確かに、古い名作スリラーは展開が遅すぎて、子供達は倍速にしないと寝てしまう。仕方ないのかも。

刑事役の俳優は雰囲気がある俳優をそろえてあって、なかなか良かった。トム・ハンクスは、もしかするとヒーロー役には合わないのかもしれない。本来なら、ハリソン・フォードのような役者がやるべきだろう。

ヒロインが色っぽくて理知的な印象を受ける女優だったことは良かった。前作はヒロインで失敗した面があった。

それにしても、このシリーズのアイディアは素晴らしい。相当な知識がないと思いつきさえできない話だ。歴史オタクが作ったのだろう。

ローマにはたくさんの遺跡、寺院があるので、このような話にはもってこいのロケ地だ。ローマに行ってみたくなった。

 

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