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2009年10月12日

イエスマン(2008)

- アイディアを生かすべき -

主演 ジム・キャリー

恋人にふられてから、全てのことに後ろ向き、家に引っ込み、友人の大事なパーティーまですっぽかす主人公だったが、ある日をきっかけに全ての申し出にイエスと答えるルールを自らに課す。すると突然、上司との関係が好転し、自らも重役に抜擢され、しかも恋人ができる。このままトントン拍子にいくかと思われたが・・・

・・・面白い設定。アイディアの勝利だった。作品のまとまりがあって、結構楽しめた。でも、傑作とは思えない。ギャグが大人しいし、クスクス笑いくらいに止めることを狙っているかのような演出なので、大爆笑で心に残るというタイプの作品ではない。

いろんなシーンがカットされていたようだ。通常考えるなら、無理にイエスと言うために、主人公が無茶な目に会う必要があると考える。当然スカイダイビングや暴走カーレースなどが定番であると思われるが、唯一バンジージャンプだけが残っていたようだ。これだけでワクワク感は期待できない。本人やスタッフにとってバンジージャンプは冒険だが、観客にとっては大したことではない。

ジム・キャリーの個性が生きていたかと言えば、やはり中途半端だった。思い切りひどい目に会わないといけない。

この作品は最初から大ヒットは望んでいないように見える。小品に過ぎないと思うのだが、結構な金をかけて作ってある。実際に結構おかしいので、恋人といっしょに観るのは良いかも知れない。家族で観るのはちょっとおススメではない。

共演のゾーイ・デシャネルは恋人役にはもってこいの顔をしていた。主役を演じるタイプではないような気がするが、魅力的だった。テレンス・スタンプは非常に存在感を示していた。迫力ある教祖役には、やはり悪役俳優が似合うようだ。キャスティングが素晴らしかった。

ビデオ屋の光景が面白かった。あちらでも閉じこもり気味の人はビデオを借りてカウチポテトスタイルで夜を過ごしているのだろうか。日本だと徐々にダウンロードスタイルの映画鑑賞が拡がっているので、ビデオ屋さんの意義が薄れるかも。

ビデオ屋というスタイルも、懐かしい光景になるのかもしれない。昔、音楽テープやレコードをダビングしてくれる店があった。おそらく違法ではないかと思ったが、当時の学生達は音質を保ったままダビングするテクニックを持っていなかったので、何度もやってもらった。今はCDやポータブルプレイヤーに音質を損なわないでコピーできるから、店の存在意義がない。当時も店はすぐなくなった。摘発されたのだろうか?

インフルエンザの騒ぎなどで外出が怖くなってきた。映画館は密室なので、簡単に病気をもらいそうだ。そうなると、家でダウンロードした映画を観るか、もしくは郵送で頼んだビデオを観たほうが安全になる。音響効果は金をかければ結構な迫力を出せるまでに調整できるから、そのうちいっさい外出しないスタイルが中心になるかも。

 

 

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