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2009年10月 4日

ビー・ムービー(2007)

- そこそこ -

働きバチのバリーはミツバチ社会の中で、自分の仕事を決めなめればならない。ところが偶然が重なって、仕事につく前に花屋の女性と仲良くなる。彼女と交流する日々の中で、ハチが搾取され、大量生産のハチミツが店頭に並んでいる事実に気がつく。彼はハチの権利を主張すべく、人間界の裁判にうってでる・・・

・・・・偶然にも世界のミツバチが少なくなってきた近年に、この作品は製作された。ハチが減った理由は今のところはっきりしないそうだ。世界中に起きた現象であるから、局地的な農薬使用や温暖化によるとは考えにくい。宇宙線や電磁波など、広域に影響する要因によると考えられる。

もしミツバチが本当にいなくなったら、被子植物は大打撃を受けるだろう。人間の手で花粉をつけるのには限界があり、農作物以外の野山の花が一気にしぼんでしまうだろう。裸子植物の多くは影響が少ないはずなので、映画の中のように木立が枯れてしまう変化は急激には来ないはずだ。

今年は気のせいか蚊が少ない。雨の降り方によっても蚊の発生数は変化するから、ハチと同じ理由ではないはずだが、昨今の環境の変化なら何でもありえるような恐怖感はある。

映画の主人公の顔が気になった。誰もが愛着を感じるような顔だろうか?もっと個性を感じるキャラクターにすべきではなかったか?もとの俳優の印象などは必要ないと思う。全く別な独立したキャラクターを狙うべきだった。

人間達の顔も、最近のドリームワークスの作品の中ではやや魅力に欠ける印象を受けた。悪役は悪魔をイメージするような顔でも良かったのではないか?子供達の評価は「キモイ」だった。ただし、画像は非常にきれいで、人物の動きも滑らかだった。

ストーリー展開はまともだった。言い換えれば、意外性のある、夢あふれる展開だったとは言えないかも知れない。ハッピーエンドではあったので、子供や家族といっしょに見るには悪くない作品だと思うが、喝采をおくりたくなるほどの感動は期待できない。でも、そこそこ面白いと思う。悪い印象を持つような作品ではない。

おそらくあちらの人でないと解らないギャグが満載されていたはずだが、我々には通じないタイプのギャグらしい。巨大な巣の中でハチ達が営む社会を、もっとおかしく描くこともできたのではないか?重点の置き方に疑問を持った。決め手は、ハチ達が気の毒に思えるかどうかの描き方だったはずだが・・・

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