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2009年10月10日

ウーマン・オン・トップ(2000)

- キャラクター設定は? -

主演 ペネロペ・クルス

ブラジルでシェフをしていた主人公が、夫の浮気をきっかけにサンフランシスコに行き、そこのテレビ局の料理番組に出演したところ大評判になる。いっぽう、彼女を失った故郷では、海の女神の呪いで漁は不漁、夫の店は閉店。夫は主人公を追ってサンフランシスコにやってくる・・・

・・・ドタバタラブコメディのストーリー、美しい主人公、やさしいサンバのリズム、神秘的な魔術などの要素が重なれば、きっとヒットするはずという狙いが見える作品。確かにいずれもが効果的だった。特に主演のペネロペ・クルスの美しさは大変なものだった。

でも、彼女はスペイン出身でサンバの踊りは専門ではない。ブラジル女とくれば、普通一日中踊ってるというイメージがある。私の勘違いだろうが・・・ 情熱の激しさもタイプが違う印象を受けた。セクシーな魅力はあるが、素朴な田舎の女ではなく、テレビのスターを目指している中途半端なキャラクター設定に問題があったのかも知れない。彼女が歩くだけで男達が次々と後を追っかけてくるような魅力で笑わせるなら、繰り返し男達が金魚の糞のようについて回るとおかしかったのに。

「コレリ大尉のマンドリン」でも、彼女のキャラクターが鮮やかに描かれていないような印象を受ける。明快な描き方がスターの彼女には望ましいと思う。

恋人役も設定が判りにくかった。普通なら色男の典型か、だらしない顔をしたコメディアンが演じる役柄である。歌手が演じていたように思えたが、主人公を際立たせたいなら絶対にコメディアンが必要だった。主人公の気を引くために、男達が激しいバトルを繰り広げたら面白いのに・・・

せっかくの設定が中途半端に終わった関係で、大評判にはならなかったようだが、結構おかしく魅力的な作品にはなっている。主に主人公の魅力によるのだろう。彼女のために作られた企画のような気もする。

家族で観る映画ではない。恋人といっしょになら、クスクス笑いで盛り上がる可能性もある。爆笑したり、感動したりするタイプの映画ではない。

 

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