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2009年8月30日

待つ女(2006)

- 間違えてしまいました -

夫が7年間の禁固刑をくらって入所中の若い奥さんの物語。毎週夫の見舞いに行っていると、若い男がさかんに彼女に話しかけてくる。しつこいと怒っていた彼女だったが、やがて魔がさしてしまったのか、関係してしまう。夫に対して済まないと思う彼女だったが、ある日意外な事実を知ることになる・・・

・・・実は何を隠そう、モニカ・ベルッチの出演作を集めてみようと考えてDVDを借りていて、この作品のヒロインをベルッチと間違えてDVDを借りてしまいました。手にとってよく見てみると全然違う顔つきで、ベルッチよりも庶民的な感じのする女優さんでした。

この作品はポルノか芸術か良くわからないジャンルに属する、私にはあんまりピンと来ない作品。かっての日活ロマンポルノよりはつつましく、色気のないセックスシーンが何度かあったが、長時間にはならない。かと言って、純粋な芸術の映画とも思えない。

刑務所の撮影をしていた監督が思いついたアイディアらしいが、あんまり現実味を感じなかったし、だから何?という印象を受けた。面白い設定で男女がうごめく様を描きたかったのだろうと推測するが、この設定はいかがなものか?

まず解らなかったのは、受刑者の男が刑務官に妻の相手を頼むことがありえるかどうか。受刑者の心理には詳しくないので私の思い違いかもしれないが、通常は絶対にありえない設定だと思う。何か特別のことがない限り、刑務官に何かを頼むはずがない。

受刑者と刑務官がホモセクシュアルな関係にある、、または悪質な刑務官の要求、そんな場合ならありえるが、受刑者が自分から求めるとは思えない。

ラスト近くでスキー場に主人公が行く場面があるが、なぜ行くのかが解らなかった。必然性のある設定とは思えない。単にロケに行きたかったのか?撮影はオーベルニュ地方と書かれていたが、オーベルニュというとフランス中南部の丘陵地帯のイメージがある。アルプスの東の端のほうになるのか?特別美しい景色があったような気もしないので、そこらの遊園地で済ませても良かったのでは?

主人公の演技は自然な感じがした。情事を夫が知っていて、録音を聞いていたことを知った時の表情などが大袈裟でなくて、興ざめしなくて済んだ。役柄に合っているのか判断できなかったし、表情が読みにくい感じも受けたが、なかなかの演技派なのかもしれない。

この作品は誰に向くか解らないが、ポルノ好きにはいいかも。子供には向かない。恋人と見てどうなるのかも解らない。自称芸術家、実はエッチなポルノ好きが最も好ましい観客かも。

 

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