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2009年8月16日

死ぬまでにしたい10のこと(2003)

- 共感は・・・ -

主演 サラ・ポーリー

まだ若いけれど二人の子持ち、夫はやっと就職できたという女性が主人公。彼女はある日、自分が癌で余命が数ヶ月であることを宣告される。彼女は死ぬまでにやりたいことをノートに書き、実行し始める。

・・・主人公の演技は素晴らしかった。自然さ、さりげなさを表すために、ほとんど無表情の時が多かったが、母親としての感情の表現などは本当に素晴らしい。本当に死の告知を受けた時には、もうちょっと激しい悲しみを表現し、何もできなくなるほど落ち込む人が多いので、この作品の主人公は特異な例だとは言えるが、自然だった。

彼女は現在30歳。子供さんはいないのか?最近は監督もこなし、これが結構な評判になっていた。テーマもかなり深い内容で、結構な芸術家である。子役出身で、もともとはテレビタレントだったらしいが、たぶん研究熱心なんだろう。

主人公の母親はかってのロックグループ「ブロンディ」のデボラ・ハリー!なんという変わりよう。かってのセックスシンボルが、くたびれたおばさんになっていた!反骨精神の表現は昔も今も同じと言えばそうだ。

夫役が頼りなさそうで、非常に雰囲気が出ていた。生活力があれば、もっと威張っていそうだ。いいやつは、えてして生活力には問題があるような気がするが、彼の演技はそのへんを上手く表現していた。

主人公に共感はできない。苦しみの表現が短時間で終わってしまった関係か?

それに不倫をしているので、その辺にも引っ掛かりがある。不倫相手は辛い思いをしてもいいのか? 女性の多くは、この主人公に共感するかもしれない。基本的にメロドラマは真面目で見栄えのしない亭主の人権など無視して、かっこいい男との愛を賛美する物語である。特に貞淑な妻ほど、その面を我慢していることが多いので、せめて映画だけでも共感したいものだ。

そんなわけで、この映画は万人向けではないような気がする。奥さん連中には向く。メロドラマの中でデキがいいやつに相当しそうだ。若いカップルにも向くかも知れない。子供には向くかどうか解らない。女の気持ちのわからないやつには向かない。

似たようなタイトルで他にも同様のテーマの映画がある。あちらの人達はリストアップするのがクセなんだろう。

 

 

 

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