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2009年8月 2日

ストリート・オブ・ファイヤー(1984)

- 100円効果? -

監督 ウォルター・ヒル 主演 マイケル・パレ ダイアン・レイン

ロックの寓話。ある町に歌姫がいた。彼女の凱旋コンサートの最中に悪者グループが乱入し、彼女を拉致していく。悪者軍団は強力で、町の警察は手を出せない。そこに一人の男がやってくる。歌姫のかっての恋人。今は別れている彼女のために、彼は救出を試みる。仲間は男みたいな女(自分のことをオレという)と、頼りないが口だけ達者なマネージャー。救出には成功したものの、敵からは決闘の申し込み、警察からは退去命令を受ける。男はおとなしく町を去るべきか・・・

・・・この作品は最近よくヤフー映画の批評が載ってる。おそらくツタヤが100円レンタルの対象に選んだからだろう。私は主演女優の関連で選んだのだが、若い人の中には初めてこの作品を見る人もいるかもしれない。これはオススメ映画だ。

作品は明らかに二級品。そもそも西部劇をそのままロック映画風に仕立てただけで、勧善懲悪の単純な物語であるのに加え、人物達がことごとくカッコづけして演技が臭すぎる。真面目に観ていると耐えられないレベルの作品。でも面白いんだ。

冒頭も最後もロックコンサートのシーンになっている。途中でもBGMは懐かしいロックだ。今のラップ系の音楽に慣れた子供達にはどのように聞こえるのか解らないが、やはり古いし、歌自体もあんまり出来が良いとは言えないかも知れない。主題歌と黒人グループの歌は結構ヒットしたが、その後のグループの活動を知らないから、メジャーとまではいかなかったのでは?

ロックを全編に響かせる西部劇・・・アイディアは抜群だった。狙い通りの仕上がりと言えるだろう。細かい心理描写なんてクソッくらえ。爆発、乱闘、ロック。イケメン主人公にいかしたヒロイン。それで充分だぜ!

「真昼の決闘」「シェーン」などと設定は同じ。魅力的な協力者が引き立つはずだが、仲間となったのは「フィールド・オブ・ドリームズ」で奥さん役だった女優。今ひとつだったかもしれない。デブのド迫力体型の俳優が良かったかも。

ウイレム・デフォーは白塗りで登場していた。あれはおかしい。もっと体格が大きい、毛むくじゃらの役者を連れてくるべきだった。でも、気味の悪さは良かった。悪玉のナンバー2と黒人の警察官は役割をきっちりこなしていた。

そして主人公だが、明らかに弱そう。「シェ-ン」のアラン・ラッドよりは強いかも知れないが、殴り合いで勝つことなど本当はありえない。もっと迫力のあるワルっぽい役者のほうが良かった。でも当時は凄く人気があった。

ヒロインのダイアン・レインは歌が苦手らしい。歌い方もなってない。もっと目を見開くか、色気満開で歌えば良かったのに。今になって見ると非常に美しい女優とも言えないような気がする。要するにアイドルだったんだ。

 

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