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2009年6月10日

ロッキー・ホラー・ショー(1975)

- 踊りに期待するな -

一見普通のカップルが遭遇する怖ろしい一夜の物語。車が故障したため電話を借りに立ち寄ったのは城。そこに住まうのは、怪しい主人と気味の悪い兄妹ら。カップルは彼らの実験を目撃する。ミュージカル仕立てで、変態チックな仮装をした登場人物達が素人くさい踊りを披露する作品。

原作者は映画に出演もしているダンサー~役者らしい。才能豊かな芸術家であることは疑いないが、正常な人物なのか判らない。絶対にオカマ、もしくはオカマに親近感を持つ人物であろうと思われる。本当の変態か判らないが、近いものだと疑う。

評判は聞いていたが、やっと鑑賞。でも、趣味を理解しかねた。自分には偏見があるのかもしれない。この作品に喝采を送る人が多かったらしいのだが、よく判らない。こんな作品だからこそ、踊りだけは凄いレベルにすると効果的だと思うんだが・・・DVDの中には映画の前に司会者らしき人物が登場して、観客を煽るシーンが挿入されていた。そんなに面白いのか?

オカマ達にとっては、あの衣装や主演の表情を見るだけでたまらないほどの魅力があるのだろうか?オカマ様専用の劇場なら大喝采が起こってもおかしくないが、一般の劇場では、それほどの興奮は得られないのでは?同じギャグでも、製作者が意図した通りの理解をすることは出来ないかもしれない。言葉の壁もあって、ジョークを理解できなかった。

あちらはオカマの比率が高いのか?

オカマに独特の唇の動かし方、いかれた行動は面白い。一見まともなように見えるカップルがとる行動もおかしい。

ストーリーはよく考えてあった。設定は、いかにも舞台に合いそうな簡単かつ有名な物語のパロディであり、途中で主人と使用人が入れ替わること、普通のカップルがおかしくなることなど、観客に受けそうな条件は整っていた。

それに何といっても、映画の冒頭で流れるテーマミュージックが素晴らしい。こんな始まり方は、この作品のオリジナルではないが、これから始まる劇の紹介と宣伝を兼ねた、怪しい調子の曲が、この作品の音楽的センスを示している。

ただし、あのセンスが全編を覆っているかと言えば、そこまでには至っていない。おしかった。

作品の出来は悪くないが、この作品の出演者は本職のダンサーではないらしく、ダンスの美しさを楽しむことはできない。その代わり、オカマチックな所作や、登場人物たちのキャラクターのおかしさを笑うことも出来る。できれば本職のオカマダンサーを登場させて、踊るシーンに見ごたえを持たせてほしかった。徹底的に女らしい、もしくは非常に不恰好でもいい、とにかく踊りだけで受けることが望ましいと思った。完全に素人の集団のようだった。

主演のひとりにスーザン・サランドンがいた。彼女はオリジナルの舞台のメンバーはずはないので映画用にキャスティングされたようだが、随分若く、なぜ彼女が出ているのか理解できない。もともと歌い手でもないはずだが・・・ほとんど下着姿で登場してのがおかしい。

 

 

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