映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« アニー( 1982  ) | トップページ | ターミネーター2(1991) »

2009年6月14日

ターミネータ-3(2003)

- セクシー路線はどうか? -

T2で液体記憶合金のターミネーターを葬ったジョン・コナーは、その後は各地を放浪しながら成長していた。でもある日、新たなターミネータが出現する。女性の形をして、体内に銃や火炎放射器などの武器を装備している。彼女はコンピュータ管理の防衛構想を中止できる人物を襲ってくる。別に送られてきたT100型ターミネーターとジョンは彼女に対抗しようとするが・・・・

・・・昨日はテレビでもT4の宣伝をやっていた。このT3は、T4とどんなつながりがあるのか知らないが、T2とT3は内容が外れていたように思った。無理に設定して映像を作った感じ。

女性ターミネーターを演じていたのはクリスタナ・ローケンという女優さんで、モデル出身だと思う。非常に美しくスタイル抜群だったものの、大スターにはなれなかったようだ。テレビには出ているらしい。(バイセクシャルらしい。美しい人は結構男のような性格の人が多いが、彼女もか?そういえば、見ようによっては男みたいな体型だ。)

Kurisutana

せっかくだからセクシーなシーンを設けても良かったのではないか? 色仕掛けで人間を襲うと面白くなっていたはず。キャラクターとしては、X-menでレベッカ・ローミンが演じた役などが参考になると思うが、このシリーズはセクシー路線はご法度なのかも。いちいち服を着ずに素っ裸で乱闘をやったら、別な意味で歴史的な映画になっていたかも知れない。

最初はセクシーで多少は弱々しく、逃げ隠れするずるいキャラクターかと思わせて、いざ戦うとパワフルで残虐極まりない、そんな悪役なら存在感は上がったはずだ。重要人物の恋人や奥さんに化けて侵入し、標的を殺した後は姿を変えて逃走する。やがて警官に追い詰められると、「ふん、バレたんならしょうがねえ。」と、怖ろしいパワーで警察署ごとぶっ壊して出てくる。

でも、そんな悪役にメインの座を喰われてしまうのは、他の役者達,特にシュワルゼネッガーには我慢がならなかったのかも。

この作品の設定には他にも問題があったのかも知れない。ジョン・コナーはT2では結構勇敢で頭の切れる少年だったが、このT3では逃げ回るだけでだらしがない。こんな設定にしたのは、たぶんマシーンたちの強さを引き立たせる狙いがあったのかもしれないが、結果は良くない。力が足りないなりに、女性を守ろうとすることや敵のロボットの勢いを止める工夫をやることが、観客の同情を得るためには必要だった。彼ももっと男らしい、セクシー系の役者が望ましかった。

棺おけの素材が気になった。木でできていたら銃撃でやられてしまう。棺おけはまずかったのでは?

本当の主人公であるターミネーターのキャラクター設定にも、若干の疑問を持った。笑いを取るために、オカマのサングラスをつけるシーンがあったが、笑いを取るべきかどうかが、そもそも判りかねた。当時のシュワルゼネッガーの他の映画のキャラクターのせいかもしれない。

流れから考えると、本作でもターミネーターに関してはT2のキャラクターのままで行くしかなかったと思う。盛り上げのために出てくる女性ターミネーターの設定をどうするかが、結局はポイントだったはずだ。最後のやられ方は、ちょっと簡単すぎないか?

CGは素晴らしかった。女性ターミネーターが変身するシーンや、一部液体化する様、ヘリや車で突っ込んでいくシーンなどの迫力は凄い。

いちおう家族で観れるし、恋人といっしょにも見れる作品に仕上がっている。ただし、残虐な殺人シーンもある。

 

« アニー( 1982  ) | トップページ | ターミネーター2(1991) »