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2009年4月24日

ゲゲゲの鬼太郎(2007)

- ウエンツでは・・・ - 

狐族が持つ妖怪石は強力な魔力を持つ。ふとしたことから鬼太郎と知り合った姉弟が、これを手にしたために、これを狙って襲ってくる狐のお化けと鬼太郎が対決する。

・・・ウエンツが鬼太郎を演じると聞いて、公開当時は絶対に見に行かないぞと子供達に宣言した。絶対にセリフを棒読みするから、絶対にくだらないギャグしかない子供だましの映画だからと、いろんな予想を立てて要求を却下した次第であった。

ところが、すぐに続編が作られ、既に公開されたという。・・ってことは前作は人気があったと考えられる。それなら観ないといけない。

そのような理由により、今回DVDで観賞するに至った。しかし、やはりゲゲゲの鬼太郎はアニメのほうが良いのではないか?と思うに至った。

大泉のネズミ男は、なかなか面白かった。そもそも原作で最も魅力的なキャラクターであるネズミ男は、作品のデキに直結する大事な人物である。彼の情けないキャラクターが作品に重みさえ与えるというのはオーバーかも知れないが、憎みきれない半悪役で、この作品で最も光る存在だった。

ウエンツの演技は、私には全くいただけなく感じられた。マンガのイメージのせいか、鬼太郎はブサイクなしょうゆ顔が合うような気がする。ラブストーリーなんかは絶対に合わない。この映画は、まずその設定に問題があった。

中心のテーマである鬼太郎と人間の弟との友情にしぼって、涙頂戴の路線を狙うのが常道であり、あえて話を複雑にする必要のない作品だったと思う。姉は逆に鬼太郎をぶん殴るくらいの、盛りたて役にしても良かったのではないか?

井上真央の演技は非常に上手かった。あんまり芸術に走っていない、解りやすいテレビ型の演技とは思えるが、子役からやっているので、たぶん相当勉強しているのだろう。

田中麗奈の演技は、よく解らない。この映画は演技力を問う作品ではないので、演技は無視してスタイルに注目すべきかも知れない。

特撮に予算をかけて、実写に近い妖怪をたくさん写してくれると、驚きを生む効果があたっと思うが、この作品はあんまり怖い路線を狙っていないようで、私としては水木しげるのキャラを借りただけの、幼稚園児向けの作品に思えた。

携帯電話で妖怪が連絡をとり合うなんてのは愉快なシーンであった。確かに、携帯はもう日本人の日常生活に欠かせないアイテムになっているので、妖怪だって使わない手はないだろう。

でも最近の子供達の携帯の使い方は異常だと思う。常に話すかメールしていないと落ちつかないのかと疑いたくなる。IT機器、ゲーム機器は中毒作用があるようだ。

この映画は、家族で観ることができる作品だが、非常に面白いと感じる子は多くはないと思う。恋人と観ることを提案するのは止したほうがいい。バカと思われるかも知れない。

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