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2009年3月30日

ディスタービア(2007)

- サスペンス&ラブコメ -

父親を自分の運転で亡くしてしまって心に傷を持つ主人公は、教師を殴ったために自宅謹慎処分を受ける。足にはセンサーがついていて、家から離れるとブザーがなって警察官がやってくる。

隣にセクシーな女子高生が越してくる。さっそく主人公は覗きを始めるが、ついでに覗いた隣人が、何か怪しげな行動をとっていることに気がつく。隣人こそ連続殺人犯では?と疑いを持った主人公は、友人やセクシー女学生の助けを借りながら、この隣人を調査するが、敵はそれを悟って・・・

・・・この作品は良くできていた。イーグル・アイを観た後に、主役が気になって観賞した。イーグル・アイよりもまとまりの点では優れているかも知れない。「裏窓」のような往年の名作路線ではないのだが、軽い小品としてまとまりがあった。観た後の気分も悪くなかった。繰り返し観たくなるような名品ではないのだが、退屈しないだけの上手い展開があった。

メイキングビデオを見ていたら、サスペンスとラブコメを合わせたような路線を狙っていたとスタッフが喋っていた。確かに、その路線をうまく走れていたように思う。

悪役が良かった。体格のいいデビット・モースは警察官や兵隊を演じると演技の必要がないほどだが、今回の役の場合も迫力があった。普通は過剰に演技して異常者としての名演をやりたがる役者が多いはずだが、彼は心得ているようだった。

セクシーな女学生が隣に越してくる設定は必要だった。男の友人だけでは盛り上がるはずがない。

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彼女は自分の中で葛藤を抱えていて、それを克服するために活動的であり、主人公の部屋にも上がりこみ、ケンカもするが協力もしてくれる。そんな設定も、彼女の行動を自然にするのに役立っていた。

裏窓でグレース・ケリーが演じた女性は、絶対に裏窓の部屋にやってきそうにないお嬢さんだったが、今回の女性は確かに部屋にも来てくれそうで、より現実的な意味でセクシーだった。

サスペンスに足のきれいな娘は必須である。絶対にホットパンツをはいている。これは万国共通の約束事なんだ。水着かホットパンツの女の子が凶悪犯人の家に忍び込むシーンは、半分はエッチな感情もあるが、女の子を守るように躾けられた男が条件反射で注目するのだ。

ラブーフの演技は素晴らしかった。1年前の釣りのシーンの彼は、より子供みたいな顔をしていたように見えたが、あれはメイキャップの力か、演技の技か?

女の子と初めて話す時に緊張する様子が自然だった。近所のガキとの話では、ちょっと演技が派手すぎて、臭い感じにはなっていたが、映画の性格上、派手でおかしいほうが合うと思える。

知らなかったが、母親役のキャリー=アン・モスは結構おばさんだったのだ。マトリックスでしか知らなかったので、まだ20歳代かと勘違いしていた。でも、なぜ彼女が母親役を演じていたのかは解らない。適役だっただろうか?

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ラストシーンが暗すぎて、何がどうなったのか良く見えなかったが、そんなに詳しく見てもしょうがないと考えて、とばして観た。重い映画でないのはいい点だ。お菓子か何か食べながら友人と、そしてできれば恋人といっしょに観るには最高の作品だと思う。

家族で観てもいいかも知れないが、子供には好ましくないシーンもある。でも、そんなシーンこそ子供は観たいものだ。

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